テトラハロメタンとは? わかりやすく解説

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テトラハロメタン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/03/06 06:00 UTC 版)

テトラハロメタン (Tetrahalomethane) は、メタンの4つ全ての置換基がハロゲンに置き換わった四置換体であり、CBrkCllFmInの一般式で表される。

テトラハロメタンは無機物有機物の境界上にあり、国際純正・応用化学連合からは、次のように無機物と有機物の両方としての名前を与えられている。即ち、例えばテトラフルオロメタン(有機物)は四フッ化炭素(無機物)、テトラヨードメタン(有機物)は四ヨウ化炭素(無機物)、ジクロロジフルオロメタン(有機物)は二塩化二フッ化炭素(無機物)と言い換えられる。

それぞれのハロゲン(フッ素塩素臭素ヨウ素)はそれぞれのハロメタンに対応するが、その安定性はCF4 > CH4 > CCl4 > CBr4 > CI4の順に減少する。最も安定なテトラフルオロメタンは気体で515 kJ.mol-1の結合エネルギーを持つが、テトラヨードメタンは固体である。

多くのハロメタンの混合物も良く知られている。

利用

フッ化物や塩化物、時に臭化物は冷媒として用いられる。

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