BaseDataList クラスとは何？わかりやすく解説 Weblio辞書

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BaseDataList クラス

DataList、DataGrid などのデータリストコントロールの抽象基本クラスとして機能します。このクラスには、すべてのデータリストコントロールに共通のメソッドとプロパティが用意されています。

名前空間: System.Web.UI.WebControls
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public MustInherit Class
 BaseDataList
    Inherits WebControl

Visual Basic (使用法)

Dim instance As BaseDataList

public abstract class BaseDataList : WebControl

C++

public ref class BaseDataList abstract : public
 WebControl

public abstract class BaseDataList extends
 WebControl

JScript

public abstract class BaseDataList extends
 WebControl

解説

BaseDataList クラスは、DataList、DataGrid などのデータリストコントロールすべてに共通の機能を提供します。データリストコントロールは、System.Data.DataView コントロールなどのデータソースのレコードを表示するために使用します。各データリストコントロールには、固有の表示スタイルと機能を設定できます。BaseDataList クラスは抽象クラスであるため、このクラスのインスタンスは直接作成されません。代わりに、データリストコントロールは、すべてのデータリストコントロールに共通のメソッドとプロパティをこのクラスから継承します。

データリストコントロールの外観を制御するには、そのクラスの特定のプロパティを設定します。データリストコントロールのセル間の間隔を決定するには、CellSpacing プロパティを設定します。セルの内容とセルの境界線の間の間隔を決定するには、CellPadding プロパティを設定します。データリストコントロールの個々のセルの間の境界線を表示するには、GridLines プロパティを設定します。データリストコントロールのセルの内容の水平方向の配置は、HorizontalAlign プロパティで制御します。

BaseDataList クラスには、データバインディングをサポートする 2 つのプロパティが用意されています。System.Collections.IEnumerable インターフェイスを実装するオブジェクト (System.Data.DataView、System.Collections.ArrayList、System.Collections.Hashtable など) または IListSource インターフェイスを実装するオブジェクトにデータをバインドするには、DataSource プロパティを使用してデータソースを指定します。DataSource プロパティを設定する場合は、データバインディングを実行するコードを手動で記述する必要があります。データリストコントロールを、データソースコントロールが表すデータソースに自動的にバインドするには、DataSourceID プロパティを使用して、その値を使用するデータソースコントロールの ID プロパティに設定します。DataSourceID プロパティを設定すると、データリストコントロールは、指定したデータソースコントロールに自動的にバインドされます。したがって、DataBind メソッドを明示的に呼び出す必要はなくなります。

DataSource プロパティで指定されているデータソースが複数のデータソースを含む場合は、DataMember プロパティを使用して、コントロールにバインドする特定のソースを指定します。たとえば、複数のテーブルを持つ System.Data.DataSet オブジェクトがある場合は、コントロールにバインドするテーブルを指定する必要があります。データソースを指定したら、DataBind メソッドを使用して、データソースをコントロールに連結します。

BaseDataList クラスには、行として表示される各レコードのキーフィールドをデータリストコントロールに格納する DataKeys コレクションが格納されています。これにより、データリストコントロールを持つキーフィールドをコントロールに表示せずに格納できます。通常、キーフィールドは、データソース内の特定のレコードを改訂する更新クエリ文字列の一部として使用されます。コレクションには、DataKeyField プロパティで指定されたフィールドの値が格納されます。

BaseDataList クラスは、コントロールで選択された項目が変更されると発生する SelectedIndexChanged イベントを提供します。これにより、イベントが発生したときに特定の命令セットを実行するカスタムイベントハンドラを作成できます。

継承時の注意 BaseDataList から継承する場合は、CreateControlHierarchy および PrepareControlHierarchy の両メンバをオーバーライドする必要があります。

.NET Framework のセキュリティ

AspNetHostingPermission (ホスト環境での動作に必要なアクセス許可)要求値 : LinkDemand; アクセス許可値 : Minimal。
AspNetHostingPermission (ホスト環境での動作に必要なアクセス許可)要求値 : InheritanceDemand; アクセス許可値 : Minimal。

継承階層

System.Object
   System.Web.UI.Control
     System.Web.UI.WebControls.WebControl
      System.Web.UI.WebControls.BaseDataList
         System.Web.UI.WebControls.DataGrid
         System.Web.UI.WebControls.DataList

スレッドセーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッドセーフです。インスタンスメンバの場合は、スレッドセーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
BaseDataList メンバ
System.Web.UI.WebControls 名前空間
DataGrid
DataList
CellSpacing
CellPadding
GridLines
HorizontalAlign
DataSource
DataMember
DataBind
DataKeys
DataKeyField
SelectedIndexChanged
System.Collections.IEnumerable
System.Data.DataView
System.Collections.ArrayList
System.Collections.Hashtable
System.Data.DataSet

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