Alfa Romeo Alfa 6とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Alfa Romeo Alfa 6の意味・解説 

アルファロメオ・アルファ6

(Alfa Romeo Alfa 6 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/03 03:09 UTC 版)

アルファロメオ・アルファ6
初期型(左)・後期型(右)
サイドビュー
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン V型6気筒ガソリン2,492cc158馬力
変速機 5速MT
サスペンション
独立 ダブルウィッシュボーン トーションバー
ド・ディオンアクスル コイル
車両寸法
ホイールベース 2,600mm
全長 4,760mm
全幅 1,684mm
全高 1,400mm
車両重量 1,350kg
系譜
先代 アルファロメオ・2600
後継 アルファロメオ・90
テンプレートを表示

アルファ6Alfa 6Alfa seiアルファセイ)は イタリアの自動車メーカー・ アルファロメオ が1979年から1985年まで生産した大型高級乗用車である。

概要

ベースとなったのは2,000ccクラスの中型車、アルフェッタで、ドアパネルなど共用部品も多く、サスペンションも共用しているため車格の割に妙に車幅が狭いスタイルとなった。これは、6は1969年に生産中止された2600の後継車として、1972年デビューのアルフェッタに先行して開発されていたためで、開発が遅れて1973年の第一次オイルショックに遭遇し、発売がアルフェッタに実に7年も遅れてしまったためであった。このため、6のスタイルは発売当初から古めかしかったが、その割にはcd値は0.41と優秀な値を示した。またトップモデルらしくアルファロメオとしては異例に装備も充実しており、パワーステアリング、集中ドアロック、電動ミラー、リミテッドスリップデフ、衝突時の燃料自動カットオフ機構などが標準装備されていた。

1983年にはマイナーチェンジされ、ヘッドライトが角型2灯式に改められ、内外装が改められた。1985年にアルファロメオ・90に世代交代して生産中止されるまでに1万2,070台が生産された。しかし、登場が遅きに失したため、商業的に成功作にならなかった。

日本にはデビュー直後、当時の正規代理店伊藤忠オートによって、サンプル的に数台が輸入された。

V型6気筒エンジン

6で特筆されるのは新設計のV型6気筒SOHCエンジンがこの車で初めて市販化されたことである。当初は2,500cc、158馬力/5,600rpm、6キャブレター(調整が難しかった)であった。このエンジンはその後改良が重ねられ、164/155/156/166/GTV&スパイダーなど長きにわたってアルファロメオ各車や、同じフィアット系列のランチアの車種であるテーマ/カッパ/テージスなどにも搭載されており、傑作エンジンとして評価が高い。1983年のマイナーチェンジ後は6キャブレターがボッシュLジェトロニック燃料噴射に改められた(出力は158馬力のまま)。またイタリア国内向けの2000ccキャブレターエンジン(2.0V6:1,997cc135馬力)、VMモトーリ製2,500cc5気筒ターボディーゼル版(2.5TD:2,494cc105馬力)も追加された。(生産台数内訳は2500キャブレター5,748台、2500インジェクション1,574台、2000キャブレター1,771台、2500ディーゼル2,977台)

参考文献


「Alfa Romeo Alfa 6」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Alfa Romeo Alfa 6」の関連用語

Alfa Romeo Alfa 6のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Alfa Romeo Alfa 6のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアルファロメオ・アルファ6 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS