ABSモデルガン全盛期(1978年 - 1985年)
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「MGC (トイガンメーカー)」の記事における「ABSモデルガン全盛期(1978年 - 1985年)」の解説
MGCが新たに発売したMGキャップは手軽に発火が楽しめる火薬(玩具煙火)であった。従来の紙火薬使用のモデルガンは発火準備が非常に面倒で、かつ調整などにある程度の技術を要し、決して手軽な趣味とは言えなかった。MGキャップはこうしたモデルガン趣味のハードルの高さを払拭し、ABSモデルガンの技術進歩もあり新規モデルガンユーザーを多く獲得することに成功した。 1980年にはMGC創立20周年となり相次いで新製品をリリースし、遊戯銃業界全体も活気づいていった。20周年記念として既製品をベースとしたカスタムモデルガンも多く製作販売され、これはのちにカスタム部門「MGCカスタムガンワークス (MCW)」としてブランド化された。 ブームに乗り、店舗も全国に拡大し直営店MGCボンドショップは上野のサービス部、新宿店、渋谷本店、上野店、横浜店、名古屋店、神戸店、仙台店、広島店、福岡店を構えていた。ただし関西地区(大阪、京都)は代理店やまもとが存在したため直営店の出店はなかった。 また、MGC ガバメント (GM2) のカスタムモデルを販売していたウェスタンアームズと提携し、MGC直営店内にウェスタンアームズ店舗を設置するなど、この頃の両社は蜜月関係にあった。MGC初の疑似ショートリコイル機構を持ち、大ヒット作となったガバメント (GM5) ではバリエーションモデルとしてコンバットコマンダーがウェスタンアームズより発売された。 1983年には、渡米し優秀な射撃手としても有名になった銃砲専門の写真家イチローナガタと専属契約を交わし、モデルガン用シューティングデバイスのシューターワンとともにモデルガンによるシューティングマッチという新たな方向性も作り上げた。
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