ABS樹脂製モデルガン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 15:28 UTC 版)
「MGC (トイガンメーカー)」の記事における「ABS樹脂製モデルガン」の解説
前述のとおり、「黒いモデルガン」を実現するために銃刀法上の模造けん銃の定義である「金属で作られ、かつ、けん銃に著しく類似する形態を有する物」に抵触しない非金属製の素材「ABS樹脂」を用いて製品化したモデルガンである。しかし当時のユーザーの反応は今ひとつであり、その頃の月刊Gunの記事や読者の評によれば、まるで紙か木で作られたような貧相な製品と感じていたようある。ただしテレビや映画においては黒く、安価で、かつ丈夫で扱いやすいプロップガンとして小道具担当から歓迎された。中でもハイウェイパトロールマンはあらゆる場面において使用され、刑事も犯人も同じ銃を使用するなど一世を風靡するプロップガンとして活躍した。 MGC ガバメント (GM2) においては銃刀法上の「自動装てん式けん銃に類似する形態を有する物」で禁止されているセンターファイア構造を大胆にも採用し、注目を集めた。しかしながらMGCはABS樹脂製モデルガンについても独自に厳しい安全基準(SP規格)を設ける事とし、すぐに一般的なサイドファイア構造に改めた。
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