A8
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A8
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「アグリガット (ロケット)」の記事における「A8」の解説
A8(Aggregat 8)は、A4のストレッチ型モデル。大型化したほか、燃料としてエチルアルコールよりも単位体積あたりのエネルギーの大きいケロシンと、酸化剤として液体酸素の代わりに常温で貯蔵可能な硝酸を用いた。A4の"Ofen-B"エンジンでは18基の推進剤の噴射装置が燃焼室の頂部に備えられていたが、A8の"Ofen-C"エンジンでは同心円状に配置された噴射装置に置き換え、燃焼室圧力を40気圧に高めることで推進剤の消費を抑えて射程を430km、さらに550kmへ延長することを意図していた。硝酸を使用した地上試験で推力は25トンに到達していた。構想のみで試作段階には至らなかったが戦後、ドイツのロケットチームによって"シュペールV-2"としてフランスに設計作業が引き継がれた。計画は中止されたがフランスのヴェロニクとディアマン計画に繋がった。
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