8艦10機体制の検討とは? わかりやすく解説

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8艦10機体制の検討(4次防)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 03:18 UTC 版)

護衛艦隊」の記事における「8艦10機体制の検討(4次防)」の解説

このようにしてコンセプト開発なされたが、1970年代ソビエト連邦軍対艦巡航ミサイル大量配備実施したことで、さっそく修正余儀なくされることとなる。潜水艦発射巡航ミサイル (USM) の配備は、直衛線を突破されずとも船団攻撃される危険性示しまた、空中発射巡航ミサイル (ASM) の配備は、経空脅威劇的な増大示していた。 この当時ソ連海軍航空隊は、爆撃機2機のペア2組の4機編隊により、多方向からの同時攻撃行なうことを基本戦術としていた。これに対処するには、最低限ミサイル射撃指揮装置2基を備えたミサイル護衛艦2隻が戦術単位内に必要となる。またこの時期アメリカ海軍は、航空母艦搭載対潜ヘリコプターとして、従来SH-3AソノブイMAD搭載などの改良施したSH-3H開発するとともに無人対潜ヘリコプターDASH)の性能信頼性限界受けて有人ヘリコプター艦載化を模索していた。当初MASHManned Anti-Submarine Helicopter計画検討されており、海自でもこれを受けてOH-6J艦載化が検討された。しかし後に、アメリカ海軍MASHでは性能的に不足として、最終的にSH-2FヘリコプターによるLAMPS Mk.I開発してフリゲート級の艦艇搭載して配備した。 これらの分析をもとに再研究実施した結果従来の8艦6機体制ではUSM攻撃対処不可能であるのに対して、8艦6機体制をもとに、DDH艦載機をHSS-2B(SH-3Hに相当)に更新し、2隻目のミサイル護衛艦DDG)で対空/多目的護衛艦DDA)を代替、そしてSH-2F×1機搭載汎用護衛艦(DD)で対潜護衛艦DDK)を代替することによる8艦10機体であれば状況大幅に改善することが判明した

※この「8艦10機体制の検討(4次防)」の解説は、「護衛艦隊」の解説の一部です。
「8艦10機体制の検討(4次防)」を含む「護衛艦隊」の記事については、「護衛艦隊」の概要を参照ください。

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