430スクーデリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 22:54 UTC 版)
「フェラーリ・F430」の記事における「430スクーデリア」の解説
360チャレンジストラダーレの後継車として、430スクーデリア(「安定」を意味するスクーデリアは、フェラーリモーターレーシングチームのコンテキストでも使用される)はF430をベースによりスポーツドライビングを好むオーナーのために製作され、2007年フランクフルトモーターショーでミハエル・シューマッハによって発表された。 ポルシェ911GT3RSやランボルギーニガヤルドスーパーレゲラなどを競合を目指した軽量モデルで、パワーの向上は、改良された吸気、排気、およびエンジンのより高い圧縮比を可能にするイオン検知ノック検出システムからもたらし、重量対出力比は2.96 kg / hpから2.5kg / hpに減少し、エンジンはV型8気筒自然吸気4,308ccで375kW(510ps)/8,500rpm、471N⋅m(347lb⋅ft)/5,250rpmのトルクを発生する。車重はF430より約200kg軽い1,250kg、0-100km/h加速は3.6秒以下、最高速度は320km/h以上。軽量化対策に加えて、スクーデリアのシングルクラッチ自動マニュアルは、60ミリ秒のシフトタイムを短縮するために、「Superfast2」として知られる改良された「F1スーパーファスト」ソフトウェア仕様。599GTBのF1-Tracトラクションを組み合わせた新しいトラクションコントロールシステムE-Diffエレクトロニックディファレンシャルによるスタビリティコントロール。F430との外見の違いに、ボディの中心に2本のグレイの線が入っている。フロントノーズ左右に設けられたエアインテーク開口部の形状変更。リアエキゾーストがF430ではテール下部で4本出しであったものが430スクーデリアではナンバープレートの高さまで持ち上げられ上方配置2本出しとなっている点などがある。430スクーデリアはマニュアルトランスミッションではないが、テキサスを拠点とするチューニング会社は、フェラーリの部品を使用して430スクーデリアをマニュアルトランスミッションに変換した。2008年5月には日本でも3,026万円で発売が開始された。
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