4 Stücke Op.119とは? わかりやすく解説

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ブラームス:4つの小品

英語表記/番号出版情報
ブラームス4つの小品4 Stücke Op.119作曲年1893年  出版年1893年  初版出版地/出版社Simrock 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1番 間奏曲 ロ短調 Intermezzo h moll op.119-14分00 No Image
2 第2番 間奏曲 ホ短調 Intermezzo e moll op.119-24分30秒 No Image
3 第3番 間奏曲 ハ長調 Intermezzo C dur op.119-32分00 No Image
4 第4番 狂詩曲 変ホ長調 Rhapsodie Es dur op.119-46分30秒 No Image

作品解説

執筆者: PTNA編集部

ブラームス最晩年作品一つ初期・中期の、オーケストラそのままピアノ移したような雄大な曲想ソナタ変奏曲数々書いた後、1871年の「8つの小品 作品76」から「4つの小品 作品119」まで5つの小品集を書いている。ここでブラームスは、かつて多く歌曲の中で見せた独特の和声調和詩的内容凝縮を再び試みた。ここで表現される感情変化はもはや過ぎ去った過去の物であり、かつての若かった自分懐かしむような穏やかな哀愁満ちた旋律が心に深く残る作品である。この作品ピアノ曲最後となった
第1曲「間奏曲ロ短調明るくはないが決し悲観的でも絶望的でもなく、すべての感情超えた上で穏やかさ感じさせる。特に中間部では、過去の作品でも多く使われブラームス独特の付点によるメロディーが非常に印象的である。
第2曲「間奏曲ホ短調:前曲の落ち着きとは一変してリズム的にも和声的にもある種不安定さ感じさせる曲である。近くおとずれであろう死への漠然とした不安であろうか。中間部は非常にシンプルで、何の不安もなかった無邪気な時代が再び天国で来るであろうというような、宗教的な達観感じさせる
第3曲「間奏曲ハ長調テーマ東洋的五音音階作られている。軽やかではあるが左手伴奏形は低音より発生しドイツ的な生真面目さを併せ持ったgiocoso」である。
第4曲「狂詩曲変ホ長調堂々としたファンファーレのような重厚な和音によるテーマで幕をあける。前の3曲がピアノ曲らしい繊細さをもっているのとは対照的に、隙のない重厚な和音、また中間部ではピツィカート思わせる分散和音など、非常に交響的である。第1曲のはじまりからすると少々裏切られたような気になるほど最後重々しい変ホ短調劇的に終わる。




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