3DMark03
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/31 08:31 UTC 版)
DirectX9.0に対応した独自エンジンによるベンチマークソフトである。 このバージョンからPCの環境を判断する『SystemInfo』というツールが独立して呼び出される形になった。例えば一部ビデオカード(ドライバ)などの想定外の環境では起動しない可能性もあるが、この場合は「-nosysteminfo」というパラメータを起動時に付けることでSystemInfoの段階をスキップでき、起動阻害を回避できる場合がある。SystemInfoは独自にアップデートすることもできるため最新版を使うことが推奨されるが、Windows XP SP2以前のレガシー環境では4.28以前のバージョンまでしか対応していないので、それを使うことになっている。これらは以降の3DMarkについても同様である。 リリースされた当時はハイエンドのビデオカードでも比較的重く、ゲーム用ではない3Dエンジンを使ったため、各界から「ゲーム用としての性能を試す正当なベンチマークではない」との批判を受けた。シリーズの成功により影響力が大きくなり「特定のメーカーのグラフィックチップに特化したものではないか」といった種々の問題が生まれた。しかしながら、それを超えるベンチマークが存在しなかったため、引き続きスタンダードとして用いられることが多かった。 デモ内容はシェーダモデル1.4および2.0に対応したもので、4つのショートストーリーごとに異なるテストを行っている。それぞれのストーリーもさらに長く見ごたえのあるものになり、店頭デモとしても活躍するようになった。さらに、音楽もプロのミュージシャンを採用することで臨場感を広げている。
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