2ndSTAGE再挑戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 02:28 UTC 版)
本放送は上記のシーンまでしか放送されなかったものの、その後の模様が2003年10月5日の『ZONE』で放送された。 山田は競技本部に向かい、「手袋は外さなければいけないとは聞いていましたが、失格とは聞いていなかったんです。」と主張した。その結果、現場各所の情報を集約の上、改めて審議を行い、後日に正式な裁定を下すとして、失格の裁定が一時預かりとなり、ゼッケン99番ヨルダン・ヨブチェフの前に異例の再挑戦が認められた。 再挑戦では制限時間ギリギリになり、ゴールにあるボタンを完全に押していないため、タイムアップとなる。これにも山田は「中指は触れていたんです。」とメカニカルトラブルを主張した。遠方のカメラでは山田の右手がボタンにかかっている姿を捉えていたものの、ボタン付近にカメラを設置していなかったため、ボタンを押したか否かの明確な証拠が残っていなかった。審議の結果、『抗議を却下するだけの決定打がその場では見当たらない』として、再々挑戦が認められた。 山田の再々挑戦は、全ての2nd出場者の挑戦が終了して実施されることになった。しかし、山田に2ndをクリアする力は残っておらず、ブリッククライムの上段で落下。途中で足を痛め、スパイダーウォークの途中でタイムアップとなったが、スタッフから制止されながらもゴールまで到着した。 後日、改めて審議が行われ、山田に正式な裁定が下された。結果、『ルールの解釈の相違があったとは認められない』として、最初のトライ(手袋を外さずにスパイダーウォークに突入した事)における失格となった。 山田は今大会1stクリア者11人中、唯一の2ndリタイア者となった。山田は涙を流し「長野誠が俺の分までやってくれると思います。できれば一緒に行きたかったですけど申し訳ないです」と語り、長野も涙を流した。 この大会の2nd脱落シーンは2008年に『サスケマニア』で募集された「SASUKE名場面BEST10」で多くの票を集め、「山田勝己 手袋失格事件」として第10位に選出された。 なお、この大会が山田にとって最後の2nd進出となった(2021年現在)。
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