2nd『プリミティブ』 - 3rd『3』
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「ソウルフライ」の記事における「2nd『プリミティブ』 - 3rd『3』」の解説
ソウルフライへのニューメタルの影響は、2000年9月に発売された2ndアルバム『プリミティブ』に表れた。プロデューサーは、スレイヤーやアリス・イン・チェインズなどを手がけたトビー・ライト。レコーディングは、アリゾナ州フェニックスにあるSalt Mine Studioで行われた。ビルボード200の32位につけた。アメリカのチャートでは11位にまで達し、現時点でバンドにとって最も成功したアルバムである。 前作では、当時マックスのまわりで起こったネガティヴな出来事からの怒り、哀しみ、いら立ちが如実に音に表れていたが、今作では、強烈なヘヴィネスに深みと奥行きを与えた、深化したサウンドが特徴である。ミュージシャンとして、また一人の人間として成長したマックスが感じられる、スケールの大きな作品となった。 また、スリップノットのCorey Taylor(vo)、スレイヤーのTom Araya(vo)、デフトーンズのChino Moreno(vo)、ショーン・レノン(vo,g,piano&synth)など、本作でも豪華ゲストが多数参加している。 『プリミティヴ』発表後もツアーに次ぐツアーをこなし、2001年末には、オリジナル・メンバーでもあるロイ・マイヨルガ(ソウルフライ脱退後はローガン・メイダーとMedicationというバンドを結成し、活動していた)を再び迎え、新作のレコーディングを開始。 翌年2002年6月に3rdアルバム『3』を発表。これは、その年のビルボード200の46位につけた。 マックス自身がプロデューサーを担当し、アリゾナ州フェニックスのChaton Studioでレコーディングされた。1st、2ndよりもさらに原始的初期衝動に満ちた、ラウド&アグレッシヴかつ、スピリチュアルな作品となった。ソウルフライのアルバムの中では比較的評価が低いアルバムではあるが、『Seek“N”Strike』『Tree Of Pain』など、ライブでよく演奏される曲も多い。また、このアルバムでは、Ill NiñoのCristian Machado(vo)がゲスト参加している。 アルバム発売後、スレイヤーをヘッドライナーに迎えたツアー、H82K2 Tourに参加するなど、世界各地でマックス、マイク、マルセロ、ロイというラインナップでパフォーマンスを行う。同年12月に行われたBeast Feastにも、ヘッドライナーとして出演、初来日以来約4年振りの来日公演を実現させている。2003年に入ってからも、ソウルフライはツアーを続け、各地で大絶賛を浴びて行く。
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