2ndアルバム『Mars Ice House Ⅱ』の発表
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2ndアルバム『Mars Ice House Ⅱ』は2018年12月6日にリリースされた。ゆるふわギャングは2017年11月から翌年1月にかけ2度アメリカに赴き、2週間ずつロサンゼルスに滞在し、レコーディングを行った。Ryugoにとっては初めての、NENEにとっても幼少期以来ほとんど初めての場所だった。同アルバムにはAutomaticとEstraに加え、カナダのプロデューサーであるライアン・ヘムズワースが参加した。NENEはアメリカの「スケールの大きさ」に、両者ともアメリカ国内で音楽活動をする人のハングリーさに、感銘を受けた。また、制作の際使ったスタジオでは夜しかボーカルレコーディングをすることができなかった。すぐ近くに教会があり、昼間にはレコーディングに影響が出るほど大音量の賛美歌が流れていたためであった。スタジオには他の国からきたビートメーカーもいて、新曲を聞かせると真面目に聞いてくれ、意見をくれたりもした。 1回目の滞在では、制作はスムーズに進んだものの、2回目では制作が行き詰まってしまった。Automaticは「気分転換にレコードをジャケ買いしに行こう」と提案し、クルーは気分転換のため、ハリウッドにある大型のレコード店であるアメーバ・ミュージックに向かうことにした。NENEはそこでカナダ人アーティストであるAntwood(英語版)のCDを手にとった。彼女はAntwoodのことを知らなかったものの、スタジオに帰って聞いたそのアルバムはとても良いものだった。スタジオのエンジニアから「〈Antwood〉は南アフリカの言葉で〈正解〉を意味する言葉だ」と聞いた彼女らは高揚し、彼の楽曲『Don't GO』をサンプリングした楽曲『Antwood』を作成した。 制作した楽曲のうち、アルバムに収録されなかった没曲は2曲ほどだった。この「無駄の無さ」について2人は「あまり考えずに、感情を重視して曲を作ったから」であるとし、アルバムからこぼれた曲は「感情が乗り切っていなかった曲」だったと語った。 「 ね。やっぱり感情が乗ってないと、ひとには伝わらないから。わざとエモくなる必要はないけど、そのときそうなったなら、もう書くしかない。そういうときにバーッと書けたりするし、そういう気持ちには自分で早く気づきたいし、大事にしたいとは常に思ってます。 」 —NENE(CDJournal CDJ PUSHより)
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