2018年 - アルファロメオとの提携
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「ザウバー」の記事における「2018年 - アルファロメオとの提携」の解説
2018年 ドライバーはエリクソンが続投、ウェーレインに代わり新人シャルル・ルクレールが加入した。なおエリクソンはザウバーの長い歴史において初めて4年連続で参戦するドライバーとなる。 この年からアルファロメオがタイトルスポンサーを務めることになり、チーム名は「アルファロメオ・ザウバーF1チーム」に変更され、商業的および技術的協力関係を築くことになった。パワーユニットも前年型ではなく最新型の供給契約を得て、資金面及び技術面においてここ数年でも特に潤沢な体制を敷くことができ、バルセロナテストでも新車C37が前年比で2.5秒程度タイムを縮め、メディアからは「ドライバーが不安要素」と論評されながらも高評価を受けた。しかし開幕戦は予選Q1からウィリアムズ、トロ・ロッソと下位争いをする状況となり、厳しいシーズンのスタートとなった。第2戦バーレーンではエリクソンが1ストップ作戦の成功させ3年ぶりとなる9位入賞。第4戦ではルクレールがフル参戦初の6位入賞。第9戦では2015年第3戦以来のダブル入賞を達成した。チームはさらなる成績向上を狙いサマーブレイクを目安に来季のマシン開発にシフトし、シーズン後半はC37の開発は縮小することを決定。そのため、シーズン後半は苦戦を覚悟していたが、マシンのセットアップの熟成に成功し、ルクレールのQ3進出成功やチームとしての入賞を何度か記録することとなった。また、メキシコGPでのダブル入賞により8位のトロロッソを逆転。ブラジルGPでは予選から3強のすぐ後ろ、7位8位につけ、決勝でもルクレールが7位でフィニッシュしコンストラクターズタイトル8位の確定に貢献した。また、過去3年連続で実質ランキング最下位に甘んじていたエリクソンはポイント圏内に何度か滑り込んだことで、連続最下位を脱した。 また、チーム力自体も向上しており、その証拠にこの年のピットストップは大きな改善を見せ、DHLファステスト・ピットストップ・アワードで、2017年は僅か1ポイントの最下位だったのに対し、今年は3度の最速ピットストップを記録しつつ219ポイントを獲得してランキング5位を記録した。 2019年 フェラーリへ移籍したルクレールと入れ替わる形でキミ・ライコネンとアントニオ・ジョヴィナッツィの起用を発表。前年度にドライバーを務めたエリクソンはサード・ドライバーとしてチームに参加する。 今期からアルファロメオのネーミングライツでコンストラクター名自体を変更し、「アルファロメオ・レーシング」としてエントリー。チーム名およびシャシー名からザウバーの名が消え、『アルファロメオ』の名でエントラント登録。新たなる名称での開始となるが組織の買収や譲渡は無く、これまで通り「ザウバー・モータースポーツAG」が運営する独立系チームとして活動する。 詳細は「アルファロメオ・レーシング」を参照
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