2017年 ツアー初優勝 マスターズ1000ベスト8 日本人歴代ランキング2位
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「杉田祐一」の記事における「2017年 ツアー初優勝 マスターズ1000ベスト8 日本人歴代ランキング2位」の解説
3月、第1シードとして出場した慶應チャレンジャー国際テニストーナメントの決勝で權順宇に勝利し、チャレンジャー7勝目を挙げた。深圳のチャレンジャー大会でも決勝まで進み、ブラジュ・カウチッチに勝利してチャレンジャー通算8勝目を挙げると共にトップ100に復帰した。 4月のバルセロナ・オープンでは予選決勝で敗退するも、第2シードで出場予定だった錦織が欠場したことにより、空いた枠にラッキールーザーで本戦に出場。1回戦で元世界ランキング5位のトミー・ロブレドを6-4, 6-3で勝利すると、2回戦で第9シードのリシャール・ガスケを4-6, 6-3, 7-6(3)で逆転勝利、3回戦で第7シードのパブロ・カレーニョ・ブスタを6-3, 6-3で勝利とシード選手を続けて撃破し、ATP500の大会で初のベスト8進出を果たした。準々決勝で第4シードのドミニク・ティエムに1-6, 2-6で敗れた。大会後のランキングでは、自己最高の73位を記録する。 全仏オープンでは1回戦で第25シードのスティーブ・ジョンソンに日没順延を挟んで2日がかりでフルセットに持ち込むも、3-6, 3-6, 7-6(4), 7-6(3), 3-6で敗れた。翌週のイギリスのサービトン・チャレンジャーで優勝しチャレンジャー通算9勝目を挙げ、大会後のランキングで自己最高位を64位に更新する。 6月下旬から7月初めの本年度から新設されたウィンブルドン選手権の前哨戦、アンタルヤ・オープンに出場。2回戦で第4シード、元世界ランキング3位のダビド・フェレール、準決勝で元世界ランキング8位のマルコス・バグダティスに勝利し、自身初のATPツアー決勝進出。決勝で同じくツアー初優勝を狙うアドリアン・マナリノに6-1, 7-6(4)で勝利してATPツアー初優勝を果たし、同大会の初代王者に輝いた。また、この優勝はグラスコートでのツアー大会日本人初優勝であり、かつ史上初のグラスコートサーフェスでの同一シーズンチャレンジャー大会及びツアー大会の優勝を達成することにもなった。大会後の世界ランキングで44位となりトップ50入りを果たし、松岡が現役時代に記録した世界ランキング最高位の46位を越えて日本人歴代2位の世界ランキングを記録した。 翌週のウィンブルドン選手権では1回戦で地元イギリスのブライダン・クラインと対戦し、7-6(5), 6-3, 6-0のストレート勝ちで四大大会初勝利を挙げる。2回戦でアンタルヤ・オープンの決勝で対戦したマナリノに1-6, 7-5, 6-4, 6-7(2), 2-6とフルセットで敗れた。 8月のウエスタン・アンド・サザン・オープンでは第13シードのジャック・ソック、ジョアン・ソウザを破り2年連続3回戦進出を果たすと、3回戦でカレン・ハチャノフを破りATPマスターズ1000初のベスト8進出を果たす。準々決勝で優勝したグリゴール・ディミトロフに敗れた。本戦初出場となった全米オープンは1回戦でジョフレー・ブランカノーに勝ち同大会初勝利を挙げる。2回戦でレオナルド・マイエルに7-6(3), 4-6, 3-6, 4-6で敗れた。9月のデビスカップワールドグループ・プレーオフのブラジル戦ではエースとしてシングルス2試合に出場。第1試合でギリェルメ・クレザールに6-2, 7-5, 7-6(5)で勝利、日本の2勝1敗で迎えた第4試合ではチアゴ・モンテイロに6-3, 6-2, 6-3で勝利し3勝1敗として、日本のワールドグループ残留を決めた。 アジアシーズンでは、成都オープンではベスト4という成績を残す。ジャパン・オープン・テニス選手権では2回戦第1セットで第3シードミロシュ・ラオニッチに対し1ゲーム目をブレーク。直後ラオニッチの棄権で1-0で勝利し準々決勝進出。しかし、またしてもマナリノに敗れた。翌週の世界ランキングで自己最高の36位に浮上した。ストックホルム・オープンでもベスト8に進出した。 この年はツアー初勝利、マスターズベスト8を達成する飛躍の年[要出典]となった。年間最終ランキングは40位。
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