2017年: 全豪オープン・インディアンウェルズ・マイアミ・上海
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「フェデラーvs.ナダル」の記事における「2017年: 全豪オープン・インディアンウェルズ・マイアミ・上海」の解説
フェデラーとナダルは2017年に4回対戦し、フェデラーがそのすべてに勝利した。これはフェデラーがナダル相手に立ちはだかり、複数回の対決で無敗であった初めてのシーズンである。 このシーズン最初の対決は2017年全豪オープン決勝で、2011年全仏オープン以来となるグランドスラムの決勝での対決となった。フェデラーは2016年シーズンの大部分を棒に振ることになった膝の怪我による6か月の休養から復帰して、第17シードから出場し、ナダルは第9シードから出場した。ナダルは2007年のウィンブルドン決勝からこの試合の前までフェデラー相手に全てのグランドスラムトーナメントで勝利し来ていて、そのうち3つは全豪オープンだった。フェデラーは第5セットを取り、史上初めてグランドスラム18勝を達成し、3つの異なるグランドスラムトーナメントで5勝以上という記録を作り、ナダルの2度目の全豪オープンのタイトルとオープン化以降の男子シングルスで初めて全てのグランドスラムで2勝以上の記録を阻止した。2017年全豪オープン決勝でのフェデラーのナダルに対する勝利はまた、芝のコートであるウィンブルドンを除いてグランドスラム決勝でのナダルに対する初めての勝利でもあった。 両者はまたインディアンウェルズの4回戦で対決したが、これは全てのトーナメントの中で準々決勝以前に対決したものの内2番目のものとなった。フェデラーはナダルにストレートで勝利したが、これはフェデラーが初めてナダルに3試合続けて勝利した試合だった。 両者の37回目の対戦はマイアミの決勝だった。これは2005年のマイアミの決勝以来アメリカでの初めての決勝で、フェデラーがストレートでナダルに対して4試合連続の勝利とした。 レーバーカップではナダルとフェデラーがダブルスで初めてペアを組み、サム・クエリーとジャック・ソックを相手にタイブレークでのマッチで勝利した。 フェデラーとナダルは初めて上海マスターズで対戦し、優勝を懸けた試合でフェデラーがストレートで勝利し、ナダルへの連勝記録を5に伸ばした。 フェデラーの対ナダルの新しく得た成功はバックハンドの改良によるところが大きい。これは大きなラケットによりナダルのフォアでの高くバウンドする球をより強く打て、より簡単に返せるようになったことによる。
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