2015年 長期的な不調 世界5位
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「ラファエル・ナダル」の記事における「2015年 長期的な不調 世界5位」の解説
1月はカタール・エクソンモービル・オープンダブルスで優勝。第3シードで出場した全豪オープンでは準々決勝でそれまで17連勝していたトマーシュ・ベルディハに敗北。2月のリオ・オープンでは準決勝でファビオ・フォニーニに逆転負けを喫した。3月はアルゼンチン・オープンで優勝。BNPパリバオープンではミロシュ・ラオニッチに敗れベスト8。マイアミ・マスターズ直前の練習で足首を捻挫するも大会に出場。同じスペイン人選手のフェルナンド・ベルダスコに敗れる。第3シードで出場したモンテカルロ・マスターズは準決勝でジョコビッチに敗れた。バルセロナ・オープンでは3回戦でまたもファビオ・フォニーニに敗れた。2連覇中のマドリード・オープンでは決勝に進出するもマリーに敗れた。5月11日に発表された世界ランキングで7位に転落し2005年5月2日以来10年ぶりのトップ5落ちとなった。6大会連続決勝進出中のBNLイタリア国際では準々決勝でワウリンカに敗れた。これにより全仏オープン自身初となる第5シード以下での出場が確定。またモンテカルロ・マドリード・ローマのクレーコートマスターズ1000大会でいずれも優勝できないまま全仏オープンに出場するのも自身初となる。 迎えた全仏オープンでは第6シードで出場。準々決勝で第1シードジョコビッチと対戦。2人がグランドスラムのベスト8以下で対戦するのは公式戦初対決の2006年全仏以来9年ぶり。結果はナダルが5-7, 3-6, 1-6のストレートで敗れ、全仏では2009年のロビン・セーデリング戦以来6年ぶりの敗北。全仏通算2敗目となり、連続優勝記録は5連覇でストップした。6月8日のランキングでは10位に下降。世界ランク10位以下になるのは2005年4月18日以来約10年2か月ぶり。 6月のメルセデス・カップでは決勝でビクトル・トロイツキに勝利し、5年ぶりに芝でのタイトルを獲得する。しかし、エイゴン選手権では初戦でドルゴポロフに敗れ、迎えたウィンブルドン選手権では2回戦でダスティン・ブラウンに敗れ、ウィンブルドン選手権で4年連続で世界ランキング100位以下の選手に敗れることとなった。 7月のドイツ国際オープンでは決勝でシーズン2度敗れたフォニーニに勝利し、シーズン初のヨーロッパでのクレーコートでのタイトルを獲得した。10位だったランキングも8位まで戻し、またレースランキングでも6位につけるなど、復調の兆しも見せる。しかし、ロジャーズ・カップでは準々決勝で錦織圭に2-6, 4-6で完敗、シンシナティ・マスターズでは3回戦でフェリシアーノ・ロペスに敗れた。 全米オープンでは3回戦でフォニーニに6-3, 6-4, 4-6, 3-6, 4-6で敗れた。フォニーニに敗れたのは今季3度目、ハードコートでは初敗北となった。チャイナ・オープンでは準決勝で再びフォニーニと対戦し、7-5, 6-3で勝利、決勝でジョコビッチに2-6, 2-6で敗れた。上海マスターズでは準々決勝でワウリンカに6-2, 6-1で勝利し、ハードコートのマスターズでは約1年7か月ぶりに準決勝進出。準決勝でジョー=ウィルフリード・ツォンガに4-6, 6-0, 5-7で敗れた。 スイス・インドアでは、決勝でフェデラーに3-6, 7-5, 3-6で敗れた。フェデラーとの対戦は2014年全豪以来約2年ぶり、決勝では2013年5月から約2年半ぶり、敗北したのは2012年インディアンウェルズ・マスターズ以来のことである。BNPパリバ・マスターズでは準々決勝でワウリンカに6-7(8), 6-7(6)で敗れた。ATPワールドツアー・ファイナルズでは初戦でワウリンカを6–3, 6–2で破ると、第2戦でマリーを6-4, 6-1で圧倒し、復活を印象付けた。準決勝ではジョコビッチに3-6, 3-6で敗れた。年間最終ランキングは5位。
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