2008 CT1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 05:41 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動2008 CT1 | ||
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分類 | 地球近傍小惑星[1] | |
軌道の種類 | アテン群[1] 金星横断小惑星 地球横断小惑星 |
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発見 | ||
発見日 | 2008年2月3日[2] | |
発見者 | LINEAR[2] | |
発見方法 | 自動検出 | |
軌道要素と性質 元期:TDB 2454500.5 (2008年2月4.0日)[1] |
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軌道長半径 (a) | 0.8907 ± 0.0009 AU[1] | |
近日点距離 (q) | 0.485 ± 0.003 AU[1] | |
遠日点距離 (Q) | 1.297 ± 0.001 AU[1] | |
離心率 (e) | 0.456 ± 0.004[1] | |
公転周期 (P) | 307.0 ± 0.5 日 (0.84 年)[1] |
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軌道傾斜角 (i) | [1] | 0.370 ± 0.008 度|
近日点引数 (ω) | 126.21 ± 0.07 度[1] | |
昇交点黄経 (Ω) | 138.10 ± 0.07 度[1] | |
平均近点角 (M) | 280.3 ± 0.5 度[1] | |
EMoid | 0.000254236 AU[1] | |
前回近日点通過 | JED 2454568.5 ± 0.4 (2008年4月12日)[1] |
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次回近日点通過 | JED 2454975.5 ± 0.9 (2009年5月24日) |
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物理的性質 | ||
直径 | 10 m[3] | |
質量 | 1500 t (1.5 × 106 kg) |
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絶対等級 (H) | 27.7[1] | |
衝突のリスク | ||
トリノスケール | 0[3] | |
パレルモスケール | 最大:-6.07[3] 累計:-5.62[3] |
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衝突確率 | 0.0052 %[3] | |
衝突速度 | 17.64 km/s[3] | |
衝突エネルギー | 57 キロトン[3] (2.4 × 1014 J) |
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他のカタログでの名称 | ||
2008 CT1[1] K08C01T[2] |
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■Template (■ノート ■解説) ■Project |
2008 CT1 とは、アテン群に属する地球近傍小惑星の1つ[1]。2069年2月5日に地球に対して極めて接近し、わずかながら衝突する可能性がある[3]。
軌道の性質
2008 CT1 は2008年2月3日に LINEAR によって発見された。しかし、同日中に LINEAR が4回、Bergen-Enkheim 天文台が4回、クレチ天文台が5回の計13回の観測情報の後は行方不明となっている[4]。このため、軌道要素に関しては大雑把な値しか判明していない。
2008 CT1 は、近日点を水星軌道と金星の間、遠日点を地球軌道と火星軌道の間におく軌道離心率0.46の楕円軌道を307日かけて公転している。軌道傾斜角はわずか0.37度であるため、軌道近くにある水星、金星、地球に対して頻繁に接近する。地球軌道との最小距離はわずか3万8000kmである[1]。2008年4月12日に近日点を通過し[1]、次回は2009年5月24日に通過しているはずである。
2008 CT1 は、発見から2日後の2008年2月5日に、地球から13万3000kmの所を通過した。同程度まで接近するのは、次回は2069年2月5日であり、この時、地球に衝突する可能性が0.0052%ほどある。計算上の最接近距離も、最短では0であるが、最適な値では146万km、最長の場合は1460万kmの所を通過するとみられ、非常に誤差が大きい。その他の惑星に対する最短距離での接近は、いずれも最適な値で、水星に対しては2102年5月18日前後に967万km、金星に対しては2011年9月1日前後に969万kmまで接近したと考えられている[1]。
天体 | 日時 (UTC) | 最接近距離(万km) | 相対速度 (km/s) |
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最適値 | 誤差 | 最小値 | 最適値 | 最大値 | ||
水星 | 2102年5月18日 | 3日1時間57分 | 626 | 967 | 1810 | 13.49 |
金星 | 2011年9月1日 | 1日2時間33分 | 569 | 969 | 2200 | 18.42 |
地球 | 2069年2月5日 | 11時間37分 | 0 | 146 | 1460 | 14.07 |
月 | 2008年2月5日 | 19分 | 36.5 | 36.8 | 37.1 | 13.27 |
物理的性質
2008 CT1 の絶対等級は27.7と非常に暗く[1]、推定直径は10m、推定質量は1500トンである[3]。2069年の接近時に仮に衝突した場合、相対速度17.64km/sで衝突し、広島に落とされた原爆の約4倍である57キロトン (2.4×1014J) のエネルギーを放出するとみられている[3]。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v (2008 CT1) JPL Small-Body Database Browser
- ^ a b c MPEC 2008-C32 : 2008 CT1 Minor Planet Center
- ^ a b c d e f g h i j “2008 CT1 Earth Impact Risk Summary”. NASA Near Earth Object Program. 2014年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月8日閲覧。
- ^ 2008 CT1 Minor Planet Center
関連項目
- 2013 BC70
- 地球に月までの距離以内に接近する天体の一覧
「2008 CT1」の例文・使い方・用例・文例
- 2008年7月4日、地球は遠日点を通過した。
- スタンダードアンドプアーズ500種指数は2008年以降の最高水準まで急上昇した。
- 2008年の改正で割賦販売法はクレジット会社への規制を強化した。
- 2008年に乳がんのため、乳房を全摘出した。
- この鉄道はペキン(北京)とシャンハイ(上海)の間を走ることとなり,2008年のペキン五輪に向けて建設される。
- 彼女は,「2008年のペキン五輪で他の選手が同じ状態に置かれないよう,自分にできることを考えたい。」と話した。
- アテネ市長が,2008年の五輪開催都市であるペキン(北京)の市長に五輪旗を渡した。
- 2008年のペキン(北京)五輪はすぐやって来る。
- 全事業は,2008年までに完成する予定だ。
- この計画は,2008年まで同校で実施される予定だ。
- 彼女の大きな目標は2008年のペキン(北京)五輪で優勝することだ。
- 彼は,「2008年に事業を開始する計画だ。将来は宇宙ホテルも建設したい。」と話した。
- 2008年ペキン五輪のマスコット
- 2008年ペキン(北京)五輪の公式マスコットが開幕1000日前を記念するイベントで披(ひ)露(ろう)された。
- このイベントは2008年まで毎年開催される予定だ。
- マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長が2008年7月からビル・アンド・メリンダ・ゲイツ基金での慈善事業により多くの時間を費やす予定であることを発表した。
- 現在,彼女は2008年の北京五輪に向けて練習している。
- 松坂投手(26)はフリーエージェント(FA)権を取得する2008年より前に大リーグ入りすることをかねてから希望していた。
- 阪神タイガースの前監督,星野仙(せん)一(いち)氏(60)が2008年のペキン五輪に向けた野球の日本代表監督に指名された。
- 山本選手は,2008年のペキン五輪でメダルを取りたいと思い,アマチュアレスリングに復帰した。
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