アテン‐ぐん【アテン群】
アテン群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 12:59 UTC 版)
アテン群[1](アテンぐん)またはアテン型小惑星[1](アテンがたしょうわくせい、英: Aten asteroids)、アテングループ[1] (英: Aten group) とは、地球近傍小惑星 (NEA) の分類の一つ。アテン群は、地球横断小惑星 (Earth-crossing asteroids) で、軌道長半径が1天文単位 (au) より小さく、遠日点距離が0.983 auより大きな軌道を持つ小惑星、と定義されている[2]。1976年1月7日に、この分類の天体で最初に発見された小惑星 (2062) アテンから名づけられた。2021年4月現在、約2,000個のアテン群小惑星が発見されている[3]。アテン群小惑星の多くは、潜在的に危険な小惑星 (PHA) にも分類されている。
- ^ a b c “アテングループ”. 天文学辞典. 日本天文学会 (2019年6月3日). 2021年4月5日閲覧。
- ^ a b c d “NEO Groups”. Center for Near Earth Object Studies. NASA/JPL. 2021年4月5日閲覧。
- ^ a b c “List Of Aten Minor Planets”. Minor Planet Center. 2021年4月5日閲覧。
- ^ “NASA Analysis: Earth Is Safe From Asteroid Apophis for 100-Plus Years”. NASA/JPL (2021年3月25日). 2021年4月5日閲覧。
アテン群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 04:10 UTC 版)
詳細は「アテン群」を参照 軌道長半径が1天文単位以下で遠日点距離0.983天文単位以上の小惑星。0.983天文単位は地球の近日点距離である。アポロ群とは逆に、アテン群の軌道はその半分以上が地球軌道の内側にあり、地球軌道の外側に一時出る小惑星と言える。アポロ群、アモール群に比べるとその数は少ない。 アテン群に属する小惑星としては、(2062) アテン、(3753) クルースン、(66391) 1999 KW4などがある。 なお、地球と非常に酷似した軌道を取る小惑星を、アルジュナ群 (Arjuna asteroid) と呼ぶことがある(ただし、"Arjuna"という名の小惑星は21世紀初頭時点では存在しない)。例として、2002 AA29などがある。そのうちのいくつかは、地球から見てまるで衛星のように振舞うことから準衛星 (Quasi-satellite) と呼ばれる。
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