2005年から2009年の成長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/27 14:46 UTC 版)
「パブリックナレッジ・プロジェクト」の記事における「2005年から2009年の成長」の解説
PKP が大きく成長する時期は2005年から2009年に訪れる。2006年には、Open Journal Systems(OJS)に学術誌約400件、Open Conference Systems(OCS)に会議50件、Harvester に4組織をまとめ、さらにオンラインの支援フォーラムに登録組織350件が集まる。一方で OJS は同期間に5000誌、OCS は会議500件超の登録を得ており、他方、10組織超が Harvester を使い、2400件超の支援フォーラム登録者を数える。 ソフトウェアのモジュールは2005年から OJS、OCS、Harvester のメジャーリリース(2バージョン)ばかりか追加として Lemon8-XML が公表され、月ごとにダウンロード数が増え続ける。たとえば2009年6月12日から同年12月21日までのおよそ半年間に見るダウンロード数はOJS 2万8451件、OCS 6329件、Harvester 1255件、Lemon8-XML が1096件。さらに新開発のオープンモノグラフ・プレス(モノグラフの出版管理システム)も発表した。 コミュニティによるプログラムの共同開発が進み、モジュールなど新しいプラグインや機能を含め、PKP が端緒を開いたものが開花していく。OJS はオープンアクセスの完全型やエンバーゴ型(遅延)あるいは完全購読性など、アクセスレベルを複合化した。また多言語化も進展し、PKP の本拠地の使用言語であるフランス語版と英語版に加え、ヨーロッパ圏とその周辺(イタリア語、クロアチア語、スペイン語、ドイツ語、トルコ語、ポルトガル語、ロシア語)、アジア圏(日本語とベトナム語)が完成し、またコミュニティ参加者が担う翻訳版もいくつか作成されている。
※この「2005年から2009年の成長」の解説は、「パブリックナレッジ・プロジェクト」の解説の一部です。
「2005年から2009年の成長」を含む「パブリックナレッジ・プロジェクト」の記事については、「パブリックナレッジ・プロジェクト」の概要を参照ください。
- 2005年から2009年の成長のページへのリンク