2005年から現代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 14:03 UTC 版)
最終的にイスラエル陸軍武器科(英語版)は、メルカバ Mk 1の車体を基礎として歩兵戦闘車の試作車両を開発し、さらにまた、メルカバ Mk 4の車体をもとに歩兵戦闘車を少数開発した。これらの車輌は当初「Nemmera(女豹の意)」と呼ばれたものの、後には「Namer」と改称された。 2005年2月15日、マアリヴ誌によれば、メルカバ Mk 1を元に作られ自走するナメル試作車両が、審査と評価のためにギヴァティ旅団に試験的に配備されたとした。この車輛は、ラファエル・オーバーヘッド・ウェポン・ステーションを装備しており、これは遠隔操作および車輌内部からの給弾が可能である。同一のユニットがユーロサトリ2005年軍事展示会において模擬試験を行い、輸出するにあたり有望な顧客たちが興味を示した。 2006年、レバノン侵攻の際の戦闘から戦訓が学ばれ、ここでも広くナメルの計画が妥当であるとされた。そこで、2007年、最初に50両のナメルが2008年中に配備され、さらに100両以上が2個戦闘旅団に装備されるだろうことが報告された。しかしながら、新規に作られたメルカバ Mk 4の車体がより望ましいとされたことから、この改修計画は放棄された。 2008年3月1日、メルカバ Mk 4の車体を基礎として完全に最初から開発され、実用できるナメルが公式にイスラエル国防軍により公開された。報道によれば、2008年5月、アメリカ合衆国から部品を輸入して組み立て作業を促進したとしている。2008年9月15日、ナメルはリション・レジオンの展示会において一般大衆に公開された。 2010年10月25日、アメリカの企業であるジェネラル・ダイナミクス・ランドシステムズが契約交渉のために選ばれた。内容はライマにあるジョイントシステムズ・マニュファクチャリングセンターにおいて、一定数の車体を生産し、完成させるというものである。
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