1980 血みどろ革命
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「クラス (バンド)」の記事における「1980 血みどろ革命」の解説
1979年、バンドはポイズンガールズからのローンで資金を調達したセカンドアルバム(Stations of the Crass)を発表した。これは2枚組のアルバムで、3面が新素材で4面がライブで録音だった。 1980年代のつぎのシングル曲「血みどろ革命―Bloody Revolutions」はポイズン・ガールズの慈善リリースで、「Wapping Autonomy Center」の資金として2万ポンドを調達した。この「血みどろ革命」とは、革命闘争の伝統的なマルクス主義観に対するアナーキスト - 平和主義の視点からの批判であり、1979年9月にふたつのバンドがパフォーマンスをした、ロンドンのコンウェイホールでの暴力への対応であった。 このショーは、陰謀告発に直面しているアナキストのグループである「人物不明―Persons Unknown」のための利益として意図された。パフォーマンスの間、社会主義の労働者党支持者やその他の反・ファシストたちは、ネオ・ナチスを襲い、暴力を引き起こした。 その後、クラスは、左翼が戦闘の責任を負っていると主張し、「Rock Against Racism」のような組織は、観客が左翼と右翼とに分化するようになっていった。他の人々(アナキストが組織する「階級闘争」を含む)はクラスの位置を批判し、「クロポトキンのように、彼らは政治をどうしたらいいのかわからないでいる」と述べた。パンク・フォロワーのおおくは、彼らが右翼から受ける暴力を理解できないと感じていた。 ソノシート「ライバル・トライバル・レベル・レベル―Rival Tribal Rebel Revel」は、コンウェイホールでおこったユースカルチャーの心ない暴力と部族的側面に対しての意見だった。つづいて、「長崎ナイトメア/ビッグ・ア・リトルA」というシングルがリリースされた。 最初の曲の強烈な反核の歌詞は、折りたたみ式スリーブのアートワークによって補強された。 核エネルギー産業と核兵器製造をむすびつけるピースニュース誌のマイク・ホルダーネスによる記事、イギリスの原子力施設の大きな地図ポスターなどが紹介された。 レコードの反対面の「ビッグ・ア・リトル・A」は、バンドの反国家主義者主義者で個人主義的なアナキスト哲学の声明だった。 「マジであんたは誰になりたいんだ、あんたがしたいことをする、オレは彼と彼女で彼女は彼女、だけどあんたはあんただけだろ」
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