1970年代:輸出の成功
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「プリボイ自動車工場」の記事における「1970年代:輸出の成功」の解説
1970年にはダイムラー・ベンツとのライセンス契約を締結し、DB1113、DB1213トラックの製造を開始。この頃には年間5,000台を製造しており、41,000台の数年に渡る生産計画が開始されている。7月15日にはユーゴスラビア諸国の企業と協力し、ボスニア・ヘルツェゴビナ社会主義共和国ではファモス社(FAMOS)、クロアチア社会主義共和国ではTAZと、マケドニア社会主義共和国では11オクトムブリ社(11 oktomvri)など製造と金融面での協力を行っているほか、エジプト、タンザニア、スーダン、チュニス、リビア、ナイジェリア、スーダンなどアフリカ諸国に対し輸出を成功させている。 1975年には外国の投資によってFAPに新しく組立ラインが開設されたことにより、年間生産台数は1万台に増強され、数々の新型ベンツ・トラックを市場に送り出している。1976年にライセンス契約の範囲が拡大したことにより車両総重量(GVW)が12トン(積載5トンクラスの中型)から26トン(積載10トン以上の大型)の車両製造を開始し、130~320馬力のディーゼルエンジンが搭載されている。この経験から1978年に全輪駆動式の大型軍用トラック「FAP 2026 BDS / 6x6」が新規に開発されている。 1979年は年間7,000台のトラックとバスの製造を行っており、国内外の需要を完全に満たす状況であった。
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