126C2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/30 19:51 UTC 版)
「フェラーリ・126C2」の記事における「126C2」の解説
126C2は、バンク角120度のV6ターボ(Compressore)エンジン搭載マシンの2代目、から取られた。 1981年よりシャーシデザイナーとして加入したポスルスウェイトのフェラーリ第1作目であり、旧態化していたセミモノコック方式から脱却し、一般的なアルミハニカムパネルのフルモノコックシャーシに切替えられた。 当時の他のグラウンド・エフェクト・カーと同様、サイドポンツーンのウィング構造を最大化した皺寄せでコクピットが前進し、ペダルは前車軸よりも前方に位置していた。タイヤメーカーはミシュランからグッドイヤーにスイッチ。 エンジンは126CKでチームとして初めて導入したV6ツインターボエンジン(Tipo021エンジン)を継続使用する。また、アジップと共同でウォーターインジェクションの開発も行い、1982年シーズン後半から実戦投入された。エンジンの信頼性は高く、エンジントラブルによるリタイヤはなかった。 シーズン中にはカーボンディスクブレーキを導入。ヴィルヌーヴの事故を受けてコクピット周辺にカーボンパネルの補強が施された。また、グラウンド・エフェクトの強いダウンフォースに対応するため、フロントサスペンションがロッキングアームからプルロッド方式に改造された。これに伴い、サスペンションを覆っていたボディカウルが無くなった。フロントウィングは左右分割式から312Tシリーズと同じシングルプレートに戻された(フロントウィングを外したレースもある)。 シャーシナンバーが055 - 064までの計10台が新規に制作され、126CKのシャーシナンバー049Bも126C2化された。049Bの126C2はヘッドレストが五角形のすり鉢状のくぼみがあったため、容易に見分けがついた。
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