1000mm(狭軌・メーターゲージ)用客車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 04:23 UTC 版)
「Materfer」の記事における「1000mm(狭軌・メーターゲージ)用客車」の解説
Materferは輸出市場にも鉄道車両の販路を求め、各種の車両がウルグアイ・チリ・キューバ・ボリビアに輸出された。 Materferはまた資金協力や技術援助、アフターサービスも含めたターンキーシステムでの受注をおこなった。 1970~80年代には"Toshiba"と呼ばれる日本製の電車を日本から空輸した部品を使い現地でノックダウン生産した。 1976年と1977年には、当時母体であったFiatのアルゼンチンにおけるコンソーシアムフィアット・コンコルドの名義により、イギリスのGECと協同でチリ国鉄にAES形電車を輸出した。 1980年代始めにはFiat Diesel Materferの名義でブエノスアイレス地下鉄向けの地下鉄車両"FIAT Materfer"の車体/構体を製造した(電装品はドイツAEG社及びシーメンス社製造)。先頭に貫通扉は無いが電機子チョッパ制御の近代的かつ都会的なスタイルの電車である。 1984年にMaterferはこれまでにない斬新な軽量気動車CML1を登場させた。このCML1はあらゆる軌道条件でも最善の性能を出せるように工夫されている。 1987年にMaterferは1962年から同社が製造した流線形の気動車FIAT 7131に代わる新しい軽量気動車CMLU201/08 3201/08+CALU形を登場させた。愛称は"Pitufos"(ベルギー産まれのコミック・アニメである「スマーフ」のスペイン語名より)。 1990年にブエノスアイレス市向けにプレメトロと呼ばれる両運転台の路面電車の車体を供給した。 この供給を最後に、1998年に裁判所により破産を言い渡され工場は閉鎖された。
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