湘南ゴールド【ショウナンゴールド】(果樹)
登録番号 | 第11469号 | |
登録年月日 | 2003年 11月 18日 | |
農林水産植物の種類 | かんきつ | |
登録品種の名称及びその読み | 湘南ゴールド よみ:ショウナンゴールド | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 神奈川県 | |
品種登録者の住所 | 神奈川県横浜市中区日本大通1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 真子正史、牛山欽司、廣部誠、片木新作、伊與部有一、真壁敏明、香川陽子、簑島恒樹、浅田真一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「黄金柑」に「今村早生」を交配して育成されたものであり、果形が球、果実の重さがやや軽、果皮色が黄の育成地(神奈川県小田原市)では4月~5月に成熟するかんきつである。樹姿は中間、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さ、節間長及び枝梢のとげの多少は中である。葉身の形は披針形、波状の程度は無、大きさは小、葉身長は中、葉身幅は狭、網脈の鮮明度はやや明瞭である。翼葉の形は痕跡、葉柄の長さは短、太さは中である。花序の形成は総状、花(花蕾)の重さは軽、花弁の形は紡錘形、長さは長、幅は極広、色は白、数は5枚、花糸の分離の程度は分離、花粉の多少は中である。果実の形は球、果形指数は中、果頂部の形は円、放射条溝及び凹環の有無は無、果梗部の形は球面、放射条溝の多少は無である。果心の充実度は密、大きさは極小、果実の重さはやや軽、果皮の色は黄、油胞の大きさは小、密度は疎、凹凸は平、果面の粗滑は滑、果皮の厚さは薄、果皮歩合及び剥皮の難易は中である。じょうのう膜の硬さは軟、さじょうの形は中、大きさは小、色は黄橙である。果汁の多少は多、甘味及び酸味は高、香気の多少は多、種子数は少、胚の数は多胚である。発芽期及び開花期は中、成熟期は晩で育成地においては4月~5月である。隔年結果性は高、浮皮果及び裂果の発生は無、貯蔵性は中である。「黄金柑」と比較して、枝梢のとげが多いこと、果面が滑らかであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和63年に神奈川県農業総合研究所根府川試験場(小田原市)において、「黄金柑」に「今村温州」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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