国華大典【コッカタイテン】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第4853号 |
登録年月日 | 1996年 1月 19日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 国華大典 よみ:コッカタイテン |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 1月 20日 | |
品種登録者の名称 | 株式会社国華園 | |
品種登録者の住所 | 大阪府和泉市善正町10番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岸脇淳介 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の育成系統に「泉郷筑前」を交配して育成されたものであり,花は浅緑黄色の厚物で観賞用鉢植え向きのかなり大輪花である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈はかなり高である。茎の太さは8.0mm以上,色は淡褐,強さは強,稜の程度は中,稲妻型屈曲は無,節間長は20~29mmである。葉身長は150~199mm,葉幅は100~124mm,基部の形は平,先端部分の形は尖,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度はやや低,葉裂片縁部の重なりは平行する,光沢は低,厚さは厚,硬さは中,葉全体の角度は垂れる,葉身の巻き方は下巻き,凹凸は弱である。たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさはやや小である。つぼみの形は平,花の大きさは200~249mm,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数は400~599,管状花数は200~399である。花弁の形は舟底弁,先端の形は丸い,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは110mm以上,幅は 20.0~29.9mm,外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2905),裏面は浅緑黄(同2904),色の分布状態は均一,花の中心部の色は外弁と同色である。総ほう部から花頂部までの高さは80~99mm,花首の長さは20~29mm,太さは8.0mm以上である。季咲の開花期は秋で,育成地(大阪府和泉市)における自然開花は11月上旬である。 「国華寿楽」と比較して,茎の色が淡褐であること,茎の稜の程度が高いこと,葉の基部の形が平であること,外花弁表面の色が明緑黄であること,裏面の色が浅緑黄であること,花首の長さが短いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和59年に出願者所有の系統「お 148 (黄花・厚物)」に「泉郷筑前(濃黄色・厚走り)」を交配して得られた実生から選抜,育成されたものであり,以後,繁殖を行いながら露地及び鉢植え栽培で特性の調査を続け,平成3年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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