オーボエとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > > 楽器 > 木管楽器 > オーボエの意味・解説 

オーボエ[oboe / ob]

オーボエは、ダブル・リード円錐管管楽器で、フランス語のhaut(高い、音が大きい)とbois(木)、つまり、“高音の(音が大きい)木管楽器”が語源といわれる17世紀中頃に、ショームから今日のオーボエに直接つながるタイプのオーボエが登場した考えられている。最初期には、キー3つ1700年頃には2つに減る)だけだったが、19世紀はじめ頃から、派生音演奏容易にするためにキー追加されていき、現在では16または13個のキー備えようになった。2オクターブ半を越え音域で、やや鋭いが、牧歌的哀愁帯びた音色をもち、田園的な音楽には欠くことができないピッチ調整はあまりできないため、オーケストラなど音合わせでは、オーボエを基準に他の楽器合わせることになる。18世紀前半には、オーボエは、大規模な声楽作品いろいろな器楽作品の中で、幅広く用いられるようになったビバルディテレマンヘンデルらの協奏曲ソナタ室内楽多く書かれた。バッハの受難曲カンタータにも、同族楽器であるオーボエ・ダモーレや、オーボエ・ダ・カッチャを含めれば、ほとんどの曲でオーボエが効果的に使われている。18世紀後半には、ホルンとともに最初にオーケストラ管楽器セクション定席をもった。この頃作品では、モーツァルトの協奏曲(K.314)や四重奏曲(K.370)が重要である。19世紀には、協奏曲は減るが、ベートーベンシューベルトブラームスブルックナーマーラーなどの交響曲や、ウェーバーベルリオーズベルディワーグナーらのオペラの中で活躍している。たとえば、ブラームスの「交響曲第2番」の第3楽章では、田園的な素朴な旋律をオーボエが歌いワーグナーの「ローエングリン」では、乙女エルザ登場を表す。今世紀に入ると、オーボエのための協奏曲R.シュトラウス、ボーン・ウィリアムズなど)やオーボエを含んだ構成室内楽も再び多く書かれるようになっている




オーボエと同じ種類の言葉

このページでは「音楽用語辞典」からオーボエを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からオーボエを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からオーボエを検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「オーボエ」の関連用語

オーボエのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



オーボエのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ヤマハミュージックメディアヤマハミュージックメディア
Copyright(C) 2000-2024 YAMAHA MUSIC MEDIA CORPORATION. All Rights Reserved.
ヤマハミュージックメディア音楽用語ダス

©2024 GRAS Group, Inc.RSS