NN-11【エヌエヌジュウイチ】(きのこ類)
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登録番号 | 第14295号 |
登録年月日 | 2006年 3月 24日 | |
農林水産植物の種類 | ぶなしめじ | |
登録品種の名称及びその読み | NN-11 よみ:エヌエヌジュウイチ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 社団法人長野県農村工業研究所、中野市農業協同組合 | |
品種登録者の住所 | 長野県須坂市大字須坂787番地1、長野県中野市三好町1丁目2番8号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 横関透、雨宮秋実、西澤賢一、滝澤孝夫、小根澤秀人、市村昌紀 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「長野農工研B-1号」に野生菌株(高知県土佐郡本川村産)を交配して育成されたものであり、菌さんの断面は丸山形、中央部が灰茶色で、菌柄の形が細長の施設栽培向きの品種である。菌糸密度は密、菌糸生長最適温度はやや低である。菌さんの断面は丸山形、大きさはかなり小、中央部の色は灰茶色、周縁部の色は浅灰茶色、肉の厚さはかなり厚、肉質は中である。斑紋の多少は多、大小は中、分布状態は全体部分、明瞭度は普通である。子実層たくの並び方は正常、幅及び密度は中、色は淡橙黄色である。菌柄の形は細長、長さはやや長、太さはやや細、色は黄白色、肉質は中である。種菌接種後菌かきまでの培養期間及び菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間はやや長、原基形成最適温度はやや高、子実体の生育最適温度は中である。子実体の発生型は散状、収量は極多、有効茎本数は多である。「長野農工研B-1号」と比較して、菌さんの表面の斑紋が多いこと、斑紋の分布の状態が全体であること、菌さんが小さいこと等で、「宝の華K-0259」と比較して、菌さんの斑紋の分布の状態が全体であること、子実層たくの並び方が正常であること等で区別性が認められる。なお、「長野農工研B-1号」及び「宝の華K-0259」との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成13年に社団法人長野県農村工業研究所の施設(須坂市)において、「長野農工研B-1号」に野生菌株(高知県土佐郡本川村産)を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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