NT-F-1【NT-F-1】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9909号 |
登録年月日 | 2002年 3月 1日 | |
農林水産植物の種類 | えのきたけ | |
登録品種の名称及びその読み | NT-F-1 よみ:NT-F-1 |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社ナガノトマト、日本調温株式会社 | |
品種登録者の住所 | 長野県松本市芳川村井町223番地、長野県松本市庄内二丁目五番三号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 荒生孝、宮沢高一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「シナノブラウン」の単核菌糸どうしを交配し育成されたものであり、発生型が茎重型、株の開帳度が中間型の施設栽培向きの品種である。寒天培地上の菌糸の最適生長温度は24℃、菌叢表面及び裏面の色は濃である。菌かきから原基形成までの期間は7日、原基形成から収穫までの期間は26~28日である。子実体の発生型は茎重型、株の開張度は中間型、有効茎数は200本以下である。菌さん断面の形態は半球形、色は淡黄褐である。菌柄のねじれの程度はやや少、断面の形は正円、基部の色の程度は多、太さは5mm、分岐は少,接着程度は普通である。「シナノブラウン」と比較して、株の開帳度が中間型であること、菌さんの断面の形態が半球形であること等で、「信濃2号」と比較して、菌かきから原基形成までの期間が短いこと、原基形成から収穫までの期間が長いこと、菌さん断面の形態が半球形であること等で区別性が認められる。なお、「シナノブラウン」、「信濃2号」等との対峙培養において、明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に出願者の施設(長野県南安曇郡豊科町)において、「シナノブラウン」の単核菌糸どうしを交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の品種名称は「深山えのき」であった。 |
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