≪韓国語≫ポチャ
韓国語「ポチャ」とは、「ポチャ」の意味
ポチャとは、韓国における屋台型の居酒屋である。正しくは「ポジャンマチャ」であり、略されて「ポチャ」の形になった。韓国でもポチャと呼ばれることが多い。ポチャは韓国の非常にポピュラーな飲食店のスタイルである。多くの場合、ポチャは繁華街に集中して営業している。提供するのは焼酎やビールなどの種類のほか、トッポギや天ぷらといったおつまみである。普通の飲食店、居酒屋に比べると価格もやや安い。飲み会の最後の一軒として、ポチャを利用するのが韓国人の定番コースだ。ポチャは季節によって提供しているメニューが変わる。たとえば、夏場は暑い中、外で冷えたビールを飲みたい人が少なくない。そこで、ポチャでもビールの提供料が多くなる。ただし、冬場のポチャは温かい焼酎と鍋料理を求める人に、メニューを合わせている。そのときどきで変わるメニューもポチャの醍醐味だ。
さらに、営業時間もポチャの大きな特徴である。ポチャがメインターゲットにしているのは、飲み会の途中や、帰り道についた人々だ。そのため、ポチャの営業時間は遅い。午後6時ごろになると営業を始め、深夜から早朝まで店を開けている。なお、韓国では「ポチャに行く」「ポチャに通う」といった表現はあまりなされない。日本語でいうところの、「ポチャをする」「ポチャをやる」といった表現がなされてきた。
日本で「ポチャ」という言葉が広まった理由に、韓国ドラマのヒットが挙げられる。ドラマ「サンガプポチャ」はその名の通り、ポチャを舞台にした人間ドラマだ。また、「梨泰院クラス」でも「チャンガ・ポチャ」という名前の外食グループが出てくる。この大企業は最初は屋台から始まったことから、名前に「ポチャ」が入っている。韓国に行ったことがない人も、フィクション作品を通してポチャの存在を認識しているケースは珍しくない。
ポチャによく似た韓国語には「ウムシックチョム」がある。ポチャと同じく、飲食店を意味している単語だ。ただし、ウムシックチョムは飲食店全般を指している。その中には高級レストランや料亭なども含まれる。一方、ポチャはあくまでも屋台型の居酒屋だけを意味する言葉だ。予算を押さえながらも食べ比べしたり、お酒を飲みたかったりするときにポチャは利用される。
韓国語「ポチャ」のハングル表記
ポチャはハングル語表記だと「포차」となる。ちなみに、正式名称のポジャンマチャのハングル語表記は「포장마차」である。韓国語「ポチャ」の発音
ポチャはアルファベット表記だと「po-cha」となる。発音もアルファベットに合わせる形で通用する。- ≪韓国語≫ポチャのページへのリンク