黄冠【オウカン】(観賞樹)
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登録番号 | 第11558号 |
登録年月日 | 2003年 11月 18日 | |
農林水産植物の種類 | ぼたん | |
登録品種の名称及びその読み | 黄冠 よみ:オウカン |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 渡部三郎 | |
品種登録者の住所 | 島根県八束郡八束町大字寺津114番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 渡部三郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ハイヌーン」に「新扶桑」を交配して育成されたものであり、花は浅黄緑色で穏ピンク色の底紅が入り、抱え咲きで八重、大輪の切花、鉢物及び花壇向きの品種である。樹形は直立、樹高は中である。新梢の長さは中、太さは太、分枝性は中、色は緑である。複葉の形成は2回3出、葉の長さ、幅及び小葉の形は中、葉の枚数は多、厚さは中、色は緑、光沢は弱である。花茎の長さは中、太さは太、色は赤褐、花形は抱え咲き、花弁の重ねの程度は八重、花の大きさは大、向きは斜上、全体の色は黄である。花弁の着色パターンは底紅、基本の色はAゾーンが浅黄緑(JHS カラーチャート3103)、Bゾーンは穏ピンク(同0112)、全形は倒卵形、長さは中、幅はやや広、波打ちは弱、縁のひだは無、切れ込みは弱、花の香りは強である。露心の有無と程度は大、雄ずいの有無と多少は多、花糸の色は黄で中央部が淡赤、葯の色は黄、雌ずいの形状は徳利形、花盤の色は白またはクリーム、雌ずい(心皮)の有無と数は多、柱頭の色は黄である。一季咲きか二咲きかの別は一季咲き、開花の早晩性は晩である。「ハイヌーン」と比較して、花の向きが上向きであること、花が大きいこと等で、「新扶桑」と比較して、花形が抱え咲きであること、花弁の基本の色(Aゾーン)が浅黄緑であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に育成者のほ場(島根県八束郡八束町)において、「ハイヌーン」に「新扶桑」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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