魔女と疑似魔法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 10:55 UTC 版)
「ファイナルファンタジーVIII」の記事における「魔女と疑似魔法」の解説
本作における魔法は、「魔女」と呼ばれる特別な力を持った女性だけが持つ能力である。他の人間や魔物もそれに似たものを使えるが、それは威力の小さい擬似的なものであり「疑似魔法」と呼んで区別される。バラムガーデンではG.F.との相乗効果による疑似魔法の強化法が研究され、ある程度の威力を持った疑似魔法の使用が可能となっているが、「真の魔法」は、物語中では敵の魔女と「ヴァリー」状態のリノアが使うものが確認されるに過ぎない。 疑似魔法の能力自体は、モンスターや各地に存在するドローポイントからその魔力を取り出す(ドロー)ことで獲得でき、訓練さえつめば誰でも使用自体は可能。獲得した魔法を魔法として使う他にも、G.F.を介して装備することにより自己の強化が可能。しかしG.F.を装備することが使用者の記憶の欠落を誘発している(G.F.が装備者の精神に自身が駐留するためのスペースを確保してしまうためで、要するに副作用である)という批判もあがっており、特にガルバディアガーデンはG.F.の利用に対し否定的な立場を取っている。このため、ガルバディアガーデン出身のアーヴァインだけは、スコール達が忘れてしまったある重大な事実を覚えている。 なお、セルフィの「スロット」やガルバティア兵の疑似魔法使用など、G.F.を使用せずに疑似魔法を使用する方法も存在する。ただし、G.F.を介さないで疑似魔法を使用する場合、放つ魔法の種類を制御できなかったり威力が弱まったりするため、G.F.を介した場合と比較して実用性は劣る。 魔女は、自らが持つ魔力を使い一般の者を恐怖に陥れたと伝えられている。が、魔女の全てがそうだったのではない。自らの力を忌み嫌い、終生隠遁生活を送っていた者もいると言われる。また魔女の中には信頼の置ける男性を「魔女の騎士」として側に置き、魔女であることの不安に共に立ち向かった者もいると伝えられている。なお、魔女の力はその血筋には全く関係なく、その資質を魔女に認められて力を継承されることによって代替わりしており、また魔女はその力を持ったまま死ぬことはできない。また、一人の魔女が複数の魔女の力を継承することも可能。 なお、作中において「世界を創造したハインが自らの半身を人間に与えた時、その半身は力を持たない抜け殻であった」という伝承が登場するが、ここで言及されている「力を持った方の半身」が魔女の起源かどうかについては示されていない。
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