馬一英とは? わかりやすく解説

馬一英

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/29 15:46 UTC 版)

馬 一英(マ・イリョン)
Ma Il-Young
基本情報
国籍  大韓民国
出身地 大田広域市
生年月日 (1981-05-28) 1981年5月28日(44歳)
身長
体重
178 cm
82 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2000年 2次ドラフト1次ドラフト(サンバンウルから指名)
初出場 2000年4月9日
最終出場 2015年5月19日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
コーチ歴
  • ハンファ・イーグルス(2016 - 2024)

馬 一英(マ・イリョン、1981年5月28日 - )は、韓国出身の元プロ野球選手本貫長興馬氏

経歴

現代時代

1999年の2次ドラフトで解散直前のサンバンウル・レイダースに指名されたが、入団直後現代ユニコーンズにトレードされた。当時経営難に陥ったレイダーズの立場を利用して、現代が金銭トレードを条件に上位指名権を持っていたサンバンウル側に彼を指名してもらったのが実情である。

韓国プロ野球ではドラフトの指名権のトレードは認められていなかったが、指名して入団させた新人のトレードを制限するルールがなかったため、このように変則的な形を通して事実上のドラフトの上位指名権の金銭トレードを行った。この件は、当時韓国プロ野球で論議の対象になり、以後このような形のトレードは認められないことになったが、2020年より1年間につき最大2名までと条件付きで再び認められている[1]

プロ入り後は2001年10勝をあげ先発として活躍し、同年には野球ワールドカップ韓国代表にも選ばれた。

2004年9月、韓国プロ野球界で多数の逮捕者を出した兵役逃れ容疑者となり、不起訴処分となったが軍へ入隊した。

2007年現代に復帰した。

ネクセンとその前身球団の時代

2008年ウリ・ヒーローズ移籍後は自己最多の11勝を記録した。この活躍で2009 ワールド・ベースボール・クラシックの予備エントリーに選出されたが、代表入りはできなかった。

しかし2009年は故障に苦しみ、わずか5勝にとどまった。

ハンファ時代

公式戦開幕まで半月余りとなった2010年3月12日馬正吉と現金3億ウォンとの交換トレードでハンファ・イーグルスに移籍し、中継ぎとして活躍した。

2015年7月23日、ハンファからウェーバー公示され退団となった。

引退後

結局同年限りで現役を引退、11月ハンファの三軍コーチに就任した。

2017年よりハンファの二軍投手コーチに配置転換された。

2024年限りでハンファを退団した。

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2000 現代 46 12 0 0 0 5 5 2 4 .500 408 93.1 84 7 57 1 0 62 4 2 35 39 3.38 1.51
2001 42 22 1 1 0 10 5 0 5 .667 671 152.1 149 8 88 1 8 110 11 0 67 80 3.96 1.56
2002 30 22 0 0 0 7 4 0 0 .636 583 130.1 132 16 69 1 10 98 7 0 66 76 4.56 1.54
2003 20 14 0 0 0 3 6 0 0 .333 333 69.1 81 4 41 0 7 32 5 0 46 50 5.97 1.76
2004 26 13 1 0 0 4 4 0 0 .500 372 80.1 99 6 37 0 6 46 4 0 42 46 4.71 1.69
2007 21 0 0 0 0 0 0 0 2 ---- 58 13.1 13 2 6 0 2 6 0 0 7 8 4.73 1.43
2008 ウリ 28 28 1 0 1 11 11 0 0 .500 712 173.0 155 11 57 0 12 83 4 0 67 77 3.49 1.23
2009 27 20 0 0 0 5 8 0 1 .385 451 97.1 127 17 48 0 3 51 4 0 75 76 6.93 1.80
2010 ハンファ 47 0 0 0 0 1 3 2 10 .250 200 43.2 51 9 20 2 1 26 3 0 34 37 7.01 1.63
2011 51 8 0 0 0 2 5 0 8 .286 325 69.2 75 4 49 1 3 32 6 0 45 46 5.81 1.78
2012 55 2 0 0 0 2 3 1 6 .400 289 61.2 86 6 18 0 2 31 9 0 38 46 5.55 1.69
2013 13 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 60 12.1 17 1 6 0 2 6 0 0 9 9 6.57 1.86
2014 19 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 106 20.0 32 1 9 0 4 8 2 1 19 20 8.55 2.05
2015 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 5 0.1 0 0 1 0 1 0 0 0 0 1 0.00 3.00
KBO:14年 427 142 3 1 1 50 55 5 37 .476 4573 1017.0 1101 92 506 6 61 591 59 3 550 611 4.87 1.58

背番号

  • 29 (2000年 - 2004年、2007年、2011年 - 2015年)
  • 21 (2008年 - 2009年)
  • 49 (2010年)
  • 79 (2016年 - 2024年途中)
  • 92 (2024年途中 - 同年終了)

脚注

外部リンク


馬一英(マ・イリョン、2008-2010)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 23:52 UTC 版)

キウム・ヒーローズ」の記事における「馬一英(マ・イリョン2008-2010)」の解説

球団創設当時投手ローテーション一角として働いた左腕投手2009年WBCエントリー候補1999年2次ドラフト解散直前のサンバンウルに指名されたが、入団直後現代トレードされた。当時経営難陥ったレイダーズ立場利用して現代金銭トレード条件上位指名持っていたサンバンウル側に彼を指名してもらったのが実情である。韓国プロ野球ではドラフト指名トレード認められていなかったが、指名して入団させた新人トレード制限するルールがなかったため、このように変則的な形を通して事実上ドラフトの上指名トレード行った。この件は、当時韓国プロ野球論議対象になり、以後このような形のトレード認められないことになった2010年3月、3億ウォン金銭馬正吉との交換トレードハンファ移籍した

※この「馬一英(マ・イリョン、2008-2010)」の解説は、「キウム・ヒーローズ」の解説の一部です。
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