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金卿文

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/22 03:47 UTC 版)

金 卿文(キム・ギョンムン)
Kim Kyung-Moon
ハンファ・イーグルス 監督 #74
基本情報
国籍 韓国
出身地 仁川広域市
生年月日 (1958-11-01) 1958年11月1日(66歳)
身長
体重
175 cm
78 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 1982年
初出場 1982年3月28日
最終出場 1991年9月29日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
監督・コーチ歴
キム・ギョンムン
各種表記
ハングル 김경문
漢字 金卿文
発音: キムギョンムン
本人表記: Kim Kyung-Moon
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金 卿文(キム・ギョンムン、朝鮮語: 김경문1958年11月1日 - )は、大韓民国仁川広域市出身の元プロ野球選手、野球指導者。

来歴

現役時代

韓国プロ野球が設立された初年度の1982年高麗大学校よりOBベアーズへ捕手として入団し、チームの韓国シリーズ制覇に貢献。8シーズンプレーした後、1990年太平洋ドルフィンズへ放出されたが、翌年OBに復帰し1年プレーした後引退。実働10年で700試合に出場し、打率.220、本塁打6、打点126。

引退後

1992年より2年間、アトランタ・ブレーブスにおいてコーチ研修を受ける。1994年に韓国球界に復帰し、サムスン・ライオンズのバッテリーコーチを経て1998年に古巣OBベアーズのバッテリーコーチに就任する。2004年より金寅植(キム・インシク)の後を受け、斗山の監督に就任した。

2007年北京オリンピック野球韓国代表監督に就任し、同年12月のアジア予選では日本に敗れ、本大会出場を決めることはできなかった。2008年3月の世界最終予選を2位で通過し、8月の本大会では9戦全勝で韓国代表を史上初のオリンピック野球優勝に導いた。

2011年6月13日、斗山の成績不振に伴い、シーズン途中で突如休養(事実上辞任)した。在任期間中、斗山を3度韓国シリーズ出場に導いたが、優勝はならなかった。2005年に三星相手に第1戦から4連敗、2007年にSKワイバーンズ相手に第3戦から4連敗、2008年同じくSK相手に第2戦から4連敗と、いずれも韓国シリーズを4連敗で終えていた。

2011年8月31日、新球団のNCダイノスの初代監督に就任する事が決まった。契約期間は3年、年俸は総額14億ウォン[1]。背番号は斗山監督時代と同じ『74』。NCは1軍初のシーズンとなった2013年、9球団中7位に入る健闘を見せた。2014年はレギュラーシーズン3位でNCを初のポストシーズン進出に導き、2015年はレギュラーシーズン2位で2年連続ポストシーズン進出、2016年も2年連続レギュラーシーズン2位で3年連続ポストシーズン進出、そして初の韓国シリーズ出場に導いている。2017年はレギュラーシーズン4位で4年連続ポストシーズン進出に成功した。

2018年6月3日に退任した。当時NCは最下位に低迷していた。

2019年1月28日、北京オリンピック以来となる韓国代表監督に就任した。2020年東京オリンピック予選を兼ねた2019 WBSCプレミア12で指揮を執り、準優勝で開催国日本を除くアジア・オセアニア地区1位となったため、オリンピックの出場権を得た。1年延期された2020年東京オリンピックでも野球韓国代表を指揮し、6チーム中4位だった。

2024年6月1日、不振により退任した崔元豪の後任として、ハンファ・イーグルスの監督に就任した。

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
1982 OB 51 122 106 10 23 4 0 0 27 6 2 4 9 0 7 0 0 7 2 .217 .265 .255 .520
1983 64 137 116 14 24 4 1 2 36 12 2 0 8 1 8 0 4 14 4 .207 .279 .310 .589
1984 36 108 96 8 23 6 0 0 29 5 5 2 3 0 8 0 1 11 1 .240 .305 .302 .607
1985 57 97 79 7 15 3 0 0 18 3 1 3 4 1 10 0 3 5 0 .190 .301 .228 .529
1986 86 202 180 10 33 6 1 0 41 11 0 3 9 1 10 0 2 19 2 .183 .233 .228 .461
1987 94 259 228 22 60 4 0 2 70 26 2 4 10 0 16 0 5 25 2 .263 .325 .307 .632
1988 98 276 257 19 67 14 0 1 84 26 2 1 5 3 7 1 4 18 10 .261 .288 .327 .615
1989 97 251 227 19 48 9 0 0 57 22 2 0 8 1 14 0 1 27 2 .211 .259 .251 .510
1990 太平洋 63 99 91 3 21 5 0 0 26 9 0 2 1 1 6 0 0 9 0 .231 .276 .286 .562
1991 OB 57 120 113 8 15 4 0 1 22 6 1 0 3 0 3 0 1 15 1 .133 .162 .195 .357
KBO:10年 703 1671 1493 120 329 59 2 6 410 126 17 19 60 8 89 1 21 150 24 .220 .273 .275 .548

年度別監督成績



















2004 斗山 3位 133 70 62 1 .530 46歳
2005 2位 126 72 51 3 .585 47歳
2006 5位 126 63 60 3 .512 48歳
2007 2位 126 70 54 2 .565 49歳
2008 2位 126 70 56 0 .556 50歳
2009 3位 133 71 60 2 .534 51歳
2010 3位 133 73 57 3 .549 52歳
2011 3位 55 23 32 2 .418 53歳
2013 NC 7位 128 52 72 4 .419 55歳
2014 3位 128 70 57 1 .551 56歳
2015 2位 144 84 57 3 .596 57歳
2016 2位 144 83 58 3 .589 58歳
通算:12年 1502 801 676 27 .542

背番号

  • 22 (1982年 - 1991年)
  • 81 (1994年 - 1996年)
  • 74 (1998年 - 2018年、2024年 - )

脚注

外部リンク




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