鄭成勲とは? わかりやすく解説

鄭成勲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/28 08:52 UTC 版)

鄭 成勳(チョン・ソンフン)
Jeong Seong-Hoon
基本情報
国籍 韓国
出身地 全羅南道光州広域市
生年月日 (1980-06-27) 1980年6月27日(45歳)
身長
体重
182 cm
83 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 三塁手
プロ入り 1999年 1次ドラフト
初出場 1999年4月5日
最終出場 2018年10月13日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
監督・コーチ歴
  • 起亜タイガース (2019 - 2021)
国際大会
代表チーム 大韓民国
WBC 2006年
チョン・ソンフン
各種表記
ハングル 정성훈
漢字 鄭成勲
発音: チョン・ソンフン
英語表記: Jeong Seong-Hoon
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鄭 成勲(チョン・ソンフン、: 정성훈1980年6月27日 - )は、韓国出身の元プロ野球選手、野球指導者。

経歴

ヘテ・第一次起亜時代

1999年高卒ルーキーながら108試合に出場。始めは遊撃手だったが守備の負担が大きく、守備のミスが打撃に影響することもあったため、三塁手へ転換。

俊足巧打の選手として規定打席に達し、地元韓国では彼を第二の李鍾範と呼ぶほどにまで頭角を現した。

現代時代

2003年開幕前に朴栽弘との交換で現代ユニコーンズにトレードされ、同年には手首を痛め規定打席には至らなかったが、打率.343を記録。

翌2004年も手首の負傷が再発し、成績も次第に低迷。さらに、9月に兵役不正事件に関与していたことが判明し残り試合出場停止の処分を受けた。しかしながら、主力選手として現代の韓国シリーズ2連覇に貢献した。

国際大会には、2003年アテネ五輪アジア地区予選で初出場した。2006 ワールド・ベースボール・クラシックでは、金東柱の代替要員として大会途中から出場した。

ウリ・ヒーローズ時代

2007年限りで現代が解散となったあとは、保有権が新球団のウリ・ヒーローズに引き受けられ、ウリ所属に。

当時主力選手への大幅な年俸削減が続いたウリだったが、FAの権利取得目前だった彼は、他チーム移籍時に受けられる補償金(FA直前の年俸の450%)を目当てにした球団によって、かえって大幅の年俸引き上げを経験する。

LG時代

同年オフFAで現代在籍時に指導を受けていた金在博監督率いるLGツインズに移籍。ヒーローズは補償として選手の代わりに狙いどおり彼の年俸の450%に相当する14億4000万ウォンの補償金を受け取った。この金額は当時球団最多だったが、2021年オフに朴炳鎬が移籍した時に22億5000万ウォンの補償金が出たため消滅した[1]

2009年は新天地のLGで期待通りサードのレギュラーとして活躍したが、彼の加入によりポジションを失い起亜にトレードされた金相賢が、36本塁打、127打点と誰も予想できなかった大活躍で打撃2冠王となりチームを韓国シリーズ優勝に導き、一方鄭成勲は例年通りの成績に終わり金相賢に打撃面で遠く及ばず、7年連続ポストシーズン進出を逃したLGにとってはまさかの大誤算となった。

だがLGではサードのレギュラーとして活躍し、2012年には多くの試合で4番を任されるなど欠かせない存在で、2012年シーズン終了後に2度目のFAを行使して契約期間4年で再契約した。

2016年8月28日、KTウィズ戦で韓国プロ野球史上7人目の通算2000本安打を達成した。また、シーズン終了後に3度目のFAを行使し、LGと1年契約を結んだ。

しかし契約満了後にチームから引退勧告を受けるも現役続行を望んでこれを拒否。チームが再契約を放棄したため2017年限りで退団となった。

第二次起亜時代

2018年、15年ぶりに起亜へ復帰した。

3月24日のKTウィズ戦に出場し、韓国プロ野球新記録の個人通算2136試合出場を達成した。

同年限りで起亜を退団し現役を引退。

現役引退後

2019年より起亜のコーチとなった。個人通算出場試合数(2223)は2020年10月8日LGツインズ朴龍澤に更新されるまで韓国プロ野球最多であった。2021年シーズン終了後、起亜とのコーチ契約を終了[2]

2022年3月よりSPOTVで野球解説委員として活動している[3]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
1999 ヘテ
KIA
108 416 366 49 107 19 1 7 149 39 5 6 12 4 26 0 8 51 8 .292 .349 .407 .756
2000 119 499 457 50 119 21 3 1 149 37 10 4 12 2 25 0 3 55 7 .260 .302 .326 .628
2001 49 179 161 17 45 7 1 4 66 18 6 4 4 1 12 0 1 18 5 .280 .331 .410 .741
2002 114 385 340 65 106 19 3 9 158 39 16 4 5 3 28 2 9 42 9 .312 .376 .465 .841
2003 現代 91 379 338 55 116 17 0 13 172 51 9 4 9 1 23 1 8 40 20 .343 .397 .509 .906
2004 118 540 470 66 125 23 0 8 172 59 1 3 8 1 54 3 7 60 11 .266 .350 .366 .716
2005 126 523 458 61 122 20 1 17 195 72 7 3 9 0 49 0 7 67 14 .266 .346 .426 .772
2006 122 492 416 56 121 26 0 13 186 66 3 4 12 8 49 4 7 43 15 .291 .369 .447 .816
2007 122 503 445 59 129 29 1 16 208 76 1 2 7 3 40 5 8 66 9 .290 .357 .467 .824
2008 ウリ 109 399 355 43 96 21 2 3 130 34 8 4 2 1 36 1 5 41 13 .270 .345 .366 .711
2009 LG 121 494 419 62 126 19 2 10 179 70 5 0 8 4 59 2 4 46 10 .301 .389 .427 .816
2010 111 418 365 52 96 20 1 4 130 38 3 1 6 2 41 1 4 58 14 .263 .342 .356 .698
2011 127 494 422 61 123 18 1 10 173 57 9 2 11 7 49 1 5 69 16 .291 .366 .410 .776
2012 107 438 365 50 113 27 3 12 182 53 3 3 2 5 65 2 1 62 13 .310 .411 .499 .910
2013 121 477 407 64 127 22 1 9 178 62 13 6 0 4 59 0 7 58 12 .312 .405 .437 .842
2014 112 455 383 71 126 25 1 13 192 59 10 2 2 4 59 2 7 56 13 .329 .424 .501 .925
2015 117 440 363 47 103 16 1 9 148 45 9 4 6 4 54 5 13 65 9 .284 .392 .408 .800
2016 126 418 370 58 119 22 1 6 161 64 8 4 5 5 33 1 5 59 9 .322 .380 .435 .815
2017 115 321 276 32 86 14 0 6 118 30 4 3 1 2 36 2 6 49 4 .312 .400 .428 .828
2018 KIA 88 205 183 22 54 11 0 4 77 28 0 1 0 1 16 1 5 49 5 .295 .366 .421 .787
KBO:20年 2223 8475 7359 1040 2159 396 23 174 3123 997 130 64 121 62 813 33 120 1054 216 .293 .370 .424 .794
  • 太字はリーグ最高

背番号

  • 6 (1999年 - 2001年)
  • 5 (2002年)
  • 16 (2003年 - 2008年、2011年 - 2017年)
  • 59 (2009年 - 2010年)
  • 56 (2018年)
  • 88 (2019年 - 2021年)

脚注

外部リンク


鄭成勲(チョン・ソンフン、2008)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 23:52 UTC 版)

キウム・ヒーローズ」の記事における「鄭成勲(チョン・ソンフン2008)」の解説

現代在籍時からサードレギュラーとして活躍フリー・エージェント宣言通して2008年オフLGツインズ移籍2006年WBC韓国代表予備エントリーメンバーだったが、1次ラウンド台湾戦で金東柱試合中負傷退場し、その代役として抜擢された。

※この「鄭成勲(チョン・ソンフン、2008)」の解説は、「キウム・ヒーローズ」の解説の一部です。
「鄭成勲(チョン・ソンフン、2008)」を含む「キウム・ヒーローズ」の記事については、「キウム・ヒーローズ」の概要を参照ください。

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