食料と資源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/19 18:10 UTC 版)
ムブティ族は原則的に狩猟採集社会である。彼らは蟹や貝、蟻、幼虫、蝸牛、豚、羚羊、猿、魚、蜂蜜、豆科植物、ピーナッツ、ハイビスカス、アマランサス、瓜科植物等を食べる。野菜はヤム芋や液果、果物、根、葉、コーラナッツを食べる。狩りでは特に森猪を狙う事が知られている。森猪から得られる肉は鼠の肉と同様に「クウェリ」、即ち食べた者に病気を齎す悪い肉と考えられている。しかしそれらは農業を行うバントゥー族の集団との交易では貴重な商品である。森猪を「クウェリ」と定義する伝承もあり、理由は夜行性である事やムブティ族が作った農産物を好んで食べる為である。この伝承はムブティ神話と繋がり、森猪が「ネゴーグノグンバー」の物理的兆候と考えられている。更に、森猪がムブティ族の乳児を夜に食べていたという不確かな報告もある。他の森で得られる食料は「クウェリ」でない。ムブティ族は狩りに網や罠、弓矢を用いる。女性や子供達も時には獲物を網に追い込む手伝いをする。男女共食料採集を行う。それぞれの村が固有の狩場を持っているが、境界を維持するのは難しい。
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