題材変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 00:07 UTC 版)
「スプラッシュ・マウンテン」の記事における「題材変更」の解説
本アトラクションのテーマとなっている『南部の唄』が黒人描写の問題による市民団体からの抗議を受けて、アメリカと日本にアトラクションが展開される前の1986年から該当の映画は封印作品の扱いとなっており、2020年時点でもウォルト・ディズニー・カンパニーが「時代に適していない」として、この方針を変えていない。そのため、2020年に発生したミネアポリス反人種差別デモが世界各地に拡大した際に本アトラクションについても設置の是非や同じディズニー映画の『プリンセスと魔法のキス』などといった、他の作品をテーマにしたアトラクションに改変を求める署名運動が発生した。 2020年6月25日、ディズニーはアメリカ国内(カリフォルニア州・フロリダ州)の本アトラクションの設定を変更し、『プリンセスと魔法のキス』をモデルにした施設に改装することを発表した。2022年7月1日、新アトラクション名は「ティアナのバイユー・アドベンチャー(Tiana's Bayou Adventure)」となり、2024年後期にオープン予定と発表。 日本(千葉県)の本アトラクションの処遇について、東京ディズニーランドを運営しているオリエンタルランドは日本経済新聞や朝日新聞などの取材に対して、「(題材変更は)アメリカで決まったことなので、現時点でのリニューアルについてはまだ決まっていないが、ウォルト・ディズニー・カンパニーとの間で検討を始めている」とのコメントを発表しており、日本についても、題材変更の可能性があることを示唆している。なお『南部の唄』が抗議を受けた理由は「黒人と白人が仲良くしている点が史実と異なっているから」であり、作中に黒人を蔑視する表現がある訳ではない。
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