音楽と公園通り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/27 05:36 UTC 版)
渋谷公園通りの南側の坂下周辺には「CLUB QUATTRO」や「渋谷屋根裏」など多くのライブハウスが所在している。また坂道をのぼって北側へ行くに従って「渋谷公会堂」や「NHKホール」、「国立代々木競技場」などが建ち並び、日本の音楽業界との関わりが深いエリアとなっている。その為、「公園通りの坂上がり」という、ミュージシャンが人気の上昇と共にコンサート会場を大規模な施設へ移していく様子をたとえた言葉も生まれた。DREAMS COME TRUEのライブビデオなどにもその様子を表現したシーンが収録されている。 音楽に敏感な顧客層が多く集まるエリアであることから、新曲やコンサートのプロモーション専用のアドトラックが、公園通りやファイヤー通りなどを集中的に巡回したり、夜になるとストリートミュージシャンが路上ライブを開催するといった光景もよく見られる。また、渋谷パルコ(旧施設のPART-1)にはTOKYO FMのサテライトスタジオもあった。公園通りがオシャレなイメージだった1980年代を中心に、多くのミュージシャンから公園通りやそのエリアをモチーフにした楽曲が発表されている。 アーティスト名「曲名」(発表年度順) GARO「公園通り」 ⇒ 1974年、渋谷PARCOとのタイアップ曲。オープン記念のノベルティ(非売記念品)であったが、1999年のアルバム「GARO Singles」に収録された。 堀ちえみ「公園通りの日曜日」 ⇒ 1982年、シングル曲。同年のアルバム「夢日記」に収録。作詞・作曲は竹内まりや、編曲は鈴木茂。 中島みゆき「涙─Made in tears─」 ⇒ 1988年、シングル曲。同年のアルバム「 グッバイガール」に収録。前川清へ提供された楽曲(タイトルは「涙」)でもある。 一世風靡セピア「SHIBUYA」 ⇒ 1989年、シングル曲。同年のアルバム「SHIBUYA」に収録。 B'z「BOYS IN TOWN」 ⇒ 1990年、アルバム「BREAK THROUGH」に収録。 尾崎豊「自由への扉」 ⇒ 1992年、アルバム「放熱への証」に収録。このアルバムの約1カ月前に尾崎が急死した為、遺作となった一曲。なお、高校時代の尾崎は青山学院高等部(渋谷区渋谷)に在籍しており、渋谷クロスタワー(渋谷警察署横)には記念碑が設置されている。 広末涼子「MajiでKoiする5秒前」 ⇒ 1997年、シングル曲。作詞・作曲は竹内まりや。広末本人が出演したポケベルのCM曲。 山下達郎「DONUT SONG」 ⇒ 1998年、アルバム「COZY」に収録。 ゆず 「公園通り」 ⇒ 2018年、配信シングル曲。お〜いお茶のCM曲。
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