非圧縮性流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/09 08:20 UTC 版)
非圧縮性流れ(ひあっしゅくせいながれ、英: incompressible flow)または非圧縮の流れとは、流体力学において、流動による密度変化が起きない流れ場である。狭義には密度一定の流れ場を指す。縮まない流体とも呼ばれる[1][2]。連続体力学における非圧縮性の概念を流体に適用したものである。
- ^ a b 巽友正 『流体力学』培風館、1982年、41頁。ISBN 4-563-02421-X。
- ^ 今井功 『流体力学(前編)』(24版)裳華房、1997年、14頁。ISBN 4-7853-2314-0。
- ^ Durran, D.R. (1989). “Improving the Anelastic Approximation”. Journal of the Atmospheric Sciences 46 (11): 1453–1461. Bibcode: 1989JAtS...46.1453D. doi:10.1175/1520-0469(1989)046<1453:ITAA>2.0.CO;2. ISSN 1520-0469 .
- ^ Almgren, A.S.; Bell, J.B.; Rendleman, C.A.; Zingale, M. (2006). “Low Mach Number Modeling of Type Ia Supernovae. I. Hydrodynamics”. Astrophysical Journal 637 (2): 922–936. arXiv:astro-ph/0509892. Bibcode: 2006ApJ...637..922A. doi:10.1086/498426 .
- 1 非圧縮性流れとは
- 2 非圧縮性流れの概要
- 3 ソレノイド場との関係
- 4 非圧縮性流れの数値的近似解法
非圧縮性流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/25 05:09 UTC 版)
マッハ数0.3以下。流体の内部エネルギーが運動エネルギーに比べきわめて大きく、速度変化による温度変化を無視できる。工学的には低速風洞による試験がこの領域であり航空機の離着陸、パラシュート、自動車、風車、ビル風など多種多様な模型あるいは実機の流れが解析される。
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非圧縮性流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/28 04:01 UTC 版)
詳細は「非圧縮性流れ」を参照 非圧縮性流れにおいては u {\displaystyle \mathbf {u} } の発散 は0であり: ∇ ⋅ u = 0 {\displaystyle \nabla \cdot \mathbf {u} =0} が成り立つ。ここで u {\displaystyle \mathbf {u} } は管状ベクトル場(英語版)。
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非圧縮性流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 13:44 UTC 版)
「ナビエ–ストークス方程式」の記事における「非圧縮性流れ」の解説
非圧縮性流れでは、速度場の発散 Θ がゼロなので、速度場の発散を含む項を落として D v D t = − 1 ρ grad p + μ ρ Δ v + 1 ρ grad ( v ⋅ grad μ ) + 1 ρ rot ( v × grad μ ) − 1 ρ v Δ μ + g {\displaystyle {\frac {D{\boldsymbol {v}}}{Dt}}=-{\frac {1}{\rho }}\operatorname {grad} p+{\frac {\mu }{\rho }}\Delta {\boldsymbol {v}}+{\frac {1}{\rho }}\operatorname {grad} ({\boldsymbol {v}}\cdot \operatorname {grad} \mu )+{\frac {1}{\rho }}\operatorname {rot} ({\boldsymbol {v}}\times \operatorname {grad} \mu )-{\frac {1}{\rho }}{\boldsymbol {v}}\,\Delta \mu +{\boldsymbol {g}}} となる。
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