しゅうだんあんぜんほしょうじょうやく‐きこう〔シフダンアンゼンホシヤウデウヤク‐〕【集団安全保障条約機構】
読み方:しゅうだんあんぜんほしょうじょうやくきこう
集団安全保障条約機構
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 08:35 UTC 版)
「集団安全保障条約」の記事における「集団安全保障条約機構」の解説
2002年5月14日に集団安全保障条約を集団安全保障条約機構(露:Организация Договора о Коллективной Безопасности;略語 : ОДКБ 英:Collective Security Treaty Organisation 略語 : CSTO)へ改編することに関する決議が採択された。集団安全保障条約機構の憲章及び法的地位に関する協定は、10月7日にキシニョフで条約加盟国6か国が署名した。2003年4月28日に集団安全保障会議で、両文書は最終的に承認された。9月18日に全加盟国がこれら文書を批准した。 2004年12月2日に、集団安全保障条約機構に国際連合総会オブザーバーの地位が付与された。 集団安全保障条約機構の目的は、条約加盟国の国家安全保障、並びにその領土保全である。ある加盟国に脅威が発生した場合、他の加盟国は、軍事援助を含む必要な援助を提供する義務を有する。条約加盟国の大統領は、軍事力の使用に関する問題を提起することができ、その要請は、集団安全保障会議により検討される。 加盟国間の軍事・政治関係は、非加盟国との軍事関係及び接触と比較して優先性を帯びる。集団安全保障条約のシステムには、東欧方面(ロシア・ベラルーシ軍集団)、カフカーズ方面(ロシア・アルメニア軍集団)、中央アジア方面(集団緊急展開軍〈露:Коллективные силы быстрого развертывания;略称 : КСБР〉2001年に創設)の3方面が含まれる。 集団安全保障条約機構の任務には、テロ、犯罪及び麻薬対策も含まれている。条約加盟国は、2003年から毎年、アフガニスタンの北部国境において、対テロ作戦「カナール」 (Канал) を行っている。その他、集団安全保障条約機構の枠内において、テロ組織の統一リストが準備されている。
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