鎌倉けしや
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/30 14:27 UTC 版)
奥之院朱門(おくのいん しゅもん) 蒼の父。第三十四代「鎌倉けしや」。突如として「ここが編集点だ」という謎の言葉を残し、「ゴ」の常磐紅太郎と共に旅に出る。第8話「腰越の赤い夕焼け」で妻の元にスロベニアから出した葉書が届く。ベルギーから絵葉書が届いた直後、アメリカからのものが届き、実は故人であるのに妻・月子を生かすために蒼や青志郎がお芝居をしているのだった。実は百旗部瑛琉に宿った百旗部一族に対する怨念に自身も蝕まれ、元婚約者の大月を殺しかけて紅太郎を殺めてしまうも必死に己を制して自殺した。 常盤紅太郎(ときわ こうたろう) 朱門を守る「ゴ」。朱門と同様、既に亡くなっている。密かに朱門の妻・月子を愛していたため、それに気づいた元妻・七瀬が家を出てゆき、彼女と離婚した。すでに故人だが、怨念に操られた朱門の手にかかって亡くなった。 奥之院月子(おくのいん つきこ) 蒼の母。金沢の名家の娘。初対面で菜乃葉を気に入り、「トメ」ということを抜きにしても既に嫁扱い。「トメ」の女性と婚約していた朱門と恋に落ち、彼が死んだと知って手首を切って死のうとしたため、蒼により記憶を消された。死なせまいとする息子の行為が、逆に自殺に走る弱さを克服するのを妨げてもいる。百旗部瑛琉の件で夫と紅太郎の死を知り倒れるが、菜乃葉の優しさに支えられて死を受け止めることが出来るようになった。 蒼の祖母 第三十四代の母にして、第35代の祖母。「トメ」を務めていたが、体がついてゆかなくなる。スイーツ&パワースポットに詳しい。蒼たちにスイーツ指令を出し、美味しいスイーツを味わう。サーファーのBFがいる。 常磐青志郎(ときわ せいしろう) 「鎌倉けしや」の「ゴ」。蒼の父・朱門と共に旅だった紅太郎の息子。ミスター東鎌で女装させられた蒼の写真を後生大事に所持しており、菜乃葉に奥之院家には蒼の姉のお嬢さんがいると吹き込んで蒼の怒りを買う。朱門と共に亡くなった紅太郎の心の中に月子に対する恋情があることを知り、両親の離婚は出て行った母親に非が無いことを知っていた。百旗部瑛琉を見知っており、朱門と父・紅太郎の死の原因である彼が妹の学校に在籍していることを知り驚く。
※この「鎌倉けしや」の解説は、「鎌倉けしや闇絵巻」の解説の一部です。
「鎌倉けしや」を含む「鎌倉けしや闇絵巻」の記事については、「鎌倉けしや闇絵巻」の概要を参照ください。
- 鎌倉けしやのページへのリンク