金鯱賞優勝 - 京都大賞典優勝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 03:00 UTC 版)
「タップダンスシチー」の記事における「金鯱賞優勝 - 京都大賞典優勝」の解説
4月26日の東京競馬場リニューアル記念(OP)で始動。GI2着の後、二段階以上格を落として参戦したものの、単勝7番人気の支持だった。4番手で直線に向き、追う前々年の優駿牝馬(オークス)優勝馬レディパステルに2馬身差をつけて勝利。続く5月31日の金鯱賞(GII)は、前年同競走優勝馬ツルマルボーイ、3歳GII2勝の4歳馬バランスオブゲーム、前々年の牝馬二冠を含むGI3勝のテイエムオーシャンに続く4番人気で出走。台風通過後の稍重馬場での開催だった。スタートからダイタクフラッグが逃げ、それに次ぐ2番手を追走していたが、第3コーナーで代わって先頭となった。以後早めに仕掛けられて、後続との差を広げた。直線では、大外に持ち出したツルマルボーイなどが接近してきたが、半馬身先着。重賞2勝目を挙げた。佐藤は「離して行ったほうが力が出せる馬で、今回は持ち味を出したレースだと思います。」と述べている。 ファン投票第12位、24180票を背負い、6月29日の宝塚記念(GI)に出走。シンボリクリスエス、春のクラシック二冠を果たした3歳馬ネオユニヴァース、GI級競走6勝のアグネスデジタルに次ぐ4番人気に推された。8枠16番からスタートして内の先行馬にハナを譲り、中団外を進んだ。外を回り続け、最終コーナーで先頭となる場面も見られたが、外から追い込んだ6番人気ヒシミラクル、8番人気ツルマルボーイにかわされた。ゴール板手前では余力はなかったが粘り、ネオユニヴァースやシンボリクリスエスを4、5着に押しのけて3着を確保する。夏は、北海道浦河町の日進牧場で休養、軽種馬育成調教センター(BTC)で調整された。 10月12日、京都大賞典(GII)で始動、単勝1番人気に推される。天皇賞(春)、宝塚記念と連勝中のヒシミラクルの始動戦であったが、ヒシミラクルを2番人気に押しのけた。スタートからハナを奪い逃げることに成功。しかし、ヒシミラクルに背後を取られてマークされる展開となった。スローペースで逃げ、先頭のまま最終コーナーを通過。ヒシミラクルが接近してきたものの、仕掛けられ次第突き放した。1馬身4分の1差をつけて先頭で入線、重賞3勝目。1998年セイウンスカイ以来となる逃げ切り勝利を果たした。レース後佐々木は、タップダンスシチーに東京競馬場芝2000メートルは向いていないと考え、天皇賞(秋)出走を見送った。
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