金魚屋古書店の住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/11 11:30 UTC 版)
鏑木 菜月(かぶらぎ なつき) 「金魚屋古書店」の店長・鏑木清太郎の孫娘で、主人公。清太郎の入院中に「何となく親元にいるのも嫌だった」ため金魚屋の店長代理を務めている。漫画の知識こそ少ないが、作中の経過と共にその店を自分がどれだけ大切にしているかに気付いて行き、やがて漫画への愛情と書店員としての心構えが描写されるようになる。 頑張り屋のしっかり者で、居候・斯波尚顕の口説き文句を華麗にかわす。彼とは恋人というほどの間柄でもなく、むしろ家族に近いものがある。 父は大手出版社の社長、母はTVで放映されている料理教室の講師。筋金入りのマザコンであり、母の出演時はビデオ録画を欠かさない。 斯波 尚顕(しば なおあき) 金魚屋古書店の居候。7月17日生まれ(漫画の日)。美形であるもののどことなくぼんやりとした印象を与えるが、漫画のストーリーを一部聞いただけで書名を即答したり、客の探す漫画雑誌の発売時期を聞いただけで嗜好を当てる事ができるなど、超絶的な漫画フリーク。 体勢を崩しても漫画だけは汚さないように転ぶほどの愛を持つが、一方で人間相手にも「漫画を愛する女の子はみんな心の恋人」と宣言する色好きな面も持つ。 菜月に幾度もアタックしているものの、漫画への浮気癖から一向に仲が進展していない。また、金魚屋店主である菜月の祖父には気に入られているが、漫画嫌いである彼女の父には疎んじられている。 鏑木 清太郎(かぶらぎ せいたろう) 金魚屋古書店の店長。常に穏やかな笑みを浮かべた好々爺だが、そのさりげない一言で斯波を感服させるほど漫画への愛情は深い。また、入院中に病院を抜け出して宝塚市立手塚治虫記念館や境港市の水木しげる記念館を訪れるほど行動力は豊富である。「出納帳」連載開始当時は、店を菜月に任せて入院中であったが、IKKIに連載が移行してからの第3話「遠くまで」で退院。しかしその後、第6話「藤臣君」で、掘り出し物を探す諸国漫遊の旅に出てしまい、以後は単行本巻末の書下ろし短編「ビリーと店長の底なし珍道中記」を主な活躍の場とする。
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