金砕棒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/14 09:39 UTC 版)
金砕棒(かなさいぼう)は、日本の打棒系武器の一種。南北朝時代に現れたと考えられ、初期のものは櫟(イチイ)、栗、樫などの硬い木を1.4 - 2メートル程度[1]の八角棒に整形したものに「星[要曖昧さ回避]」と呼ばれる正方形あるいは菱形の四角推型の鋲と箍で補強したものであったが(画像-1)、後に「蛭金物(ひるかなもの:帯状の板金)」を巻き付たり長覆輪(ながふくりん:鉄板で覆う)といった鉄板で覆って貼り付け補強した拵え(こしらえ)となり(画像-2)、さらに後世に完全な鉄製(時代を経るごとに鋳物製から鍛鉄製へと移行)となった(画像-2、画像-3)。
- ^ 『太平記』八巻(14世紀成立)に、「八尺余りの金砕棒の八角なるを」という記述が見られる。
- ^ a b c d e f 戸田藤成. 武器と防具 日本編. 新紀元社
- ^ 山形市最上義光歴史館 長谷堂合戦図屏風
- ^ 義光本人は怪力の人物としても知られている。
- ^ 日本の武器と武芸. 別冊宝島
- ^ a b 騎兵と歩兵の中世史. 吉川弘文館
- ^ a b 得能一男. 日本刀図鑑 保存版. 光芸出版
- ^ 笹間良彦. イラストで時代考証2 日本軍装図鑑 上. 雄山閣
- ^ 日本刀が語る歴史と文化. 雄山閣
- ^ 鈴木眞哉. 刀と首取り. 平凡社
- ^ 「さい」の漢字は原文ママであり、砕ではない。
- ^ 鈴木棠三・広田栄太郎編『故事ことわざ辞典』(東京堂出版、1968年)p.158.
- ^ 『広辞苑』での表記は、「金砕棒」ではなく、「金撮棒」の方である。
- ^ 網野善彦 『東と西の語る 日本の歴史』 講談社学術文庫 (第1刷1998年)10刷2001年 ISBN 4-06-159343-9 p.256.
- ^ a b 同『東と西の語る 日本の歴史』 p.256.
- ^ a b 同『東と西の語る 日本の歴史』 p.258.
金砕棒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 07:43 UTC 版)
『極』より追加された、重さと長さを活かした攻撃を得意とする重量武器。振りは遅いが、先端で当てると「豪打」となり威力が上昇し、更に豪打を当て続けることで一定時間「豪腕状態」となり、攻撃速度の上昇と共に溜め時間が短縮される。その他の技は、敵の攻撃を受け止めて弾き返す「発止」や 、各攻撃に3段階の計9段階の溜め攻撃が可能な三連撃「破潰」。
※この「金砕棒」の解説は、「討鬼伝」の解説の一部です。
「金砕棒」を含む「討鬼伝」の記事については、「討鬼伝」の概要を参照ください。
金砕棒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 08:17 UTC 版)
重さと長さを活かした攻撃を得意とする重量武器。振りは遅いが、先端で当てると「豪打」となり威力が上昇し、更に豪打を当て続けることで一定時間「豪腕状態」となり、攻撃速度の上昇と共に溜め時間が短縮される。その他の技は、敵の攻撃を受け止めて弾き返す「発止」や 、各攻撃に3段階の計9段階の溜め攻撃が可能な三連撃「破潰」。今作から前方に移動しながら溜め攻撃を放つ「噴砕」が追加された。
※この「金砕棒」の解説は、「討鬼伝2」の解説の一部です。
「金砕棒」を含む「討鬼伝2」の記事については、「討鬼伝2」の概要を参照ください。
- 金砕棒のページへのリンク