量産先行車と量産車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 22:37 UTC 版)
「新幹線E2系電車」の記事における「量産先行車と量産車」の解説
1995年度に落成した量産先行車(S6・S7編成、後述)での走行試験の結果を踏まえ、量産車では乗り心地の向上、騒音低減などを目的に下記の点で仕様の変更を行った。 トンネル微気圧波低減のため、前頭部にふくらみを持たせた形状に変更。 騒音低減のため、パンタグラフカバーを箱型からスロープ型に変更。 運転台は運転士の停止位置目標の視認性向上のため、助士席側に小窓を新設(上部の前照灯横)。運転台計器パネルの配置を、E3系と共通の配置とした。 一体化した日除けの採用、運転台上部の前尾灯収納キセを前側に移設(運転台空間拡大)。 乗り心地向上のため、車両間の外幌形状を変更、車端ダンパを廃止。 普通車との差別化のため、グリーン車の天井構造を変更、車内照明を電球色に変更。グリーン車の荷棚下に設置していた補助照明を廃止。 車内座席の座り心地向上のため、座席形状の変更と色調を変更。量産先行車ではグリーン車はブルーの座席表地、普通車は奇数号車にパープル色、偶数号車にブラウン色の座席表地を採用した。 量産車ではグリーン車は明るいグレーの座席表地に、普通車は1両にグリーン、ピンク、ブルー3色の座席をランダム配置するものとした。 床面高さを 1,325 mm から 1,300 mm に変更。 空調ダクトは仕様の見直しにより、構造を大幅に変更している。 台車の空気ばねなどの仕様変更(前述)。
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