量産先行車の落成と試運転
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 16:08 UTC 版)
「新幹線E5系・H5系電車」の記事における「量産先行車の落成と試運転」の解説
2009年に量産先行車(S11編成)が落成。車両は川崎重工業と日立製作所で製造され、仙台港まで海上輸送、2009年5月24日から30日にかけて陸揚げおよび新幹線総合車両センターへの搬入が行われた。2009年6月15日より仙台 - 北上間で走行試験を開始。 2009年10月17日に行われた新潟新幹線車両センター公開で、E5系が展示された。 その後も走行区間を延長しつつ走行試験が継続されていたが、同年12月9日に東京駅に初めて入線した。同時に報道関係者に公開された。 2010年1月中旬から、E3系R21編成と連結した上での試験走行が実施された。同年10月26日には、E6系と連結での試験走行が初めて行われた。 2013年頃から、U1編成として営業運転をしている。この編成は、普通車のうち5〜8号車だけ唯一先行車仕様の座席シートが使用されていたが後にすべての普通車が量産車と同様のものに変更された。 量産車とは以下の相違点がある 先頭車(1・10号車)の客用扉がプラグドア(量産車は引き戸) 先頭車の台車カバー最前部にハッチ(量産車にはない) 運転室側窓先端部の窓枠(サッシ)の分割 9号車の車掌室窓の上にある雨樋 9号車グリーン車の客室照明 普通車(1〜8号車)の客室照明 普通車(1〜8号車)の荷物棚(C席は天井)に読書灯が設置されている 新潟デスティネーションキャンペーン記念イベントにて行われた車両センター公開の様子(2009年10月17日) E3系との連結状態(2010年1月27日 東京駅) E6系との連結状態(2012年9月18日 大宮駅) U1編成量産先行車の 7号車普通車(2014年1月23日) U1編成量産先行車の 9号車グリーン車(2014年1月23日)
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