走行試験の結果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 01:19 UTC 版)
「新幹線E954形電車」の記事における「走行試験の結果」の解説
360km/h走行時の25m騒音は、E2系1000番台での同速度における試験結果と比較して5dB強の低減が見られた。ただし、E2系1000番台による275km/h走行よりは大きな騒音値となっており、現状非悪化速度は330km/h程度となった。車体寸法の制約が大きい「E955形(Fastech 360Z)」での騒音低減が難しかったことが編成全体の営業最高速度における制約となった。 車内静粛性や直線明かり区間での乗り心地に関してはE2系275km/h走行と同等以上のレベルに仕上がったが、360km/hでの曲線通過や「Fastech 360Z」併結時のトンネル内動揺については課題が残った。 以上のことから当初の計画であった最高速度360km/hでの営業運転は断念し、最終的にはコスト面も配慮した結果、最高速度320km/hでの営業運転となった。
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