馬込検車場での試験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 02:56 UTC 版)
「東京都交通局12-000形電車」の記事における「馬込検車場での試験」の解説
馬込検車場(現・馬込車両検修場)の10番留置線(延長300m・現在は新工場の用地)に12号線用の剛体架線や列車無線(空間波無線や誘導無線方式の試験)設備、信号設備を仮設し、1986年(昭和61年)5月 - 9月に構内走行試験を実施した。 同時期には、浅草線用のパンタグラフに取替え、浅草線終電後に本線高速走行試験を戸越 - 西馬込間において実施した。これは車両基地内では40 km/hが限度であるが、本線において70 km/hで走行し、高速走行時における機器の状態や車両の振動・騒音等を試験する目的があった。この走行試験の結果はおおむね良好であったとされている。 なお、当初の計画では1986年4月から1987年3月までの1年間を目途に走行試験や各種試験を実施する方針であった。また、この試作車は将来的には地下鉄12号線が開業した際に、同線用の車両の一部として使用することが予定されていた。
※この「馬込検車場での試験」の解説は、「東京都交通局12-000形電車」の解説の一部です。
「馬込検車場での試験」を含む「東京都交通局12-000形電車」の記事については、「東京都交通局12-000形電車」の概要を参照ください。
- 馬込検車場での試験のページへのリンク