集電装置など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 16:55 UTC 版)
パンタグラフは当初、下枠交差形に大型カバーを組み合わせたものを編成内に3基(6, 9, 12号車博多寄り)搭載していた。また、パンタグラフの離線によるスパークの発生を抑えるために特高圧引通線を屋根に設置して各ユニットを電気的に接続していた。各車両間はケーブルヘッドを介して接続していた。走行中は、騒音低減のため後ろの2基使用で対応したが、トンネル内でパンタグラフカバーの影響により車両が左右に揺さぶられて乗り心地が低下することが判明したため、現車走行試験の結果をもとに1995年8月から1998年9月にかけて編成中央のパンタグラフを撤去、編成前後のカバーは形状が変更された。そして700系登場目前である1998年10月から12月の間に落成したJ59 - J61編成は、高圧引き通し線が落成当初から700系と同様の直ジョイントと4両おきのケーブルヘッド式となっている。1999年度からは700系で採用された低騒音化技術を反映して、既存の編成にもシングルアームパンタグラフ、がいしカバー、直ジョイントを搭載する改造を実施している。 TPS203型折り畳み高さ:65 mm 標準作用高さ:575 mm 標準押上力:5.5 kg 総組み立て重量:140 kg J編成とF編成の外観上での見分け方として、パンタグラフカバーとJRロゴの色が異なることに加え、F編成では車体下部にリフティングジャッキをセットするための凹みが追加されている。
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